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2021-10-12

【BBMカードコラム】#2021-24「BBMベースボールカードプレミアム2021[ジェネシス]」/2012年度版レギュラー直筆サインカード画像を一挙公開

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BBMカードの編集担当が担当アイテムについて思うところを記す当連載。
今回は「BBMベースボールカードプレミアム2021[ジェネシス]」より、10年目のスペシャル企画について語ります。



10年目のスペシャル企画
 BBMベースボールカードの高級版商品として、10年目を迎えた「ジェネシス」。スーパーパッチカードや直筆ボールサインカードに代表されるプレミアムインサートの数々が人気を集めているが、その中でも今年ならではの企画と言えるのが、2012年のレギュラーカードを利用した直筆サインカードだろう。

「ジェネシス」が「タッチ・ザ・ゲーム」に代わるBBMの新高級版アイテムとして登場したのが、2012年のこと。その初年度版のレギュラーカードは、「ジェネシス」の日本語訳である「創世記」のイメージから古文書をモチーフとして、羊皮紙のような色合いと、12球団を表すアルファベットによる独創的なデザインで、カードファンやショップ店長の間でもかなり評価が高かったと記憶している。

 昨年の「ジェネシス」ではBBMカード30周年ということで、過去のメモラビリア素材でスーパーパッチカードを制作する企画を考えたが、果たして今年は何ができるだろうか。そう頭を悩ませていた時、「あのレギュラーカードなら直書きサインが映えるかも!」と閃いた。これまで「1stバージョン」などで封入されてきたバイバックサインは、様々な種類のカードを集めて構成していたが、それが1パターンのデザインになれば、統一感もより強く出るだろう。そんな狙いもあった。

 今回は特別に、2012年度版のレギュラーを使用した全17種の直書きサインカード画像を一挙公開してみよう。おそらくカードファンの皆さんも、一度に見られる機会はそうないのではなかろうか。

No.014 田中賢介(日)
No.014 田中賢介(日)

No.036 T-岡田(オ)
No.036 T-岡田(オ)

No.050 井口資仁(ロ)
No.050 井口資仁(ロ)

No.057 浅尾拓也(中)
No.057 浅尾拓也(中)

No.058 荒木雅博(中)
No.058 荒木雅博(中)

No.059 井端弘和(中)
No.059 井端弘和(中)

No.062 和田一浩(中)
No.062 和田一浩(中)

No.063 大島洋平(中)
No.063 大島洋平(中)

No.065 石川雅規(ヤ)
No.065 石川雅規(ヤ)

No.067 川端慎吾(ヤ)
No.067 川端慎吾(ヤ)

No.068 宮本慎也(ヤ)
No.068 宮本慎也(ヤ)

No.081 高橋由伸(巨)
No.081 高橋由伸(巨)


No.084 藤川球児(神)


No.087 新井貴浩(神)


No.088 金本知憲(神)

No.097 前田智徳(広)
No.097 前田智徳(広)

No.103 石川雄洋(De)
No.103 石川雄洋(De)


サインの書き方も人それぞれ

 あらためて全種を眺めてみると、面白いことに気がつく。サインの書き入れ方にも個性があるのだ。2012年度版のレギュラーカードは、真ん中のやや下あたりに「GENESIS」という金箔ロゴが押されているのだが、全く気にせずに、その上から豪快にサインを書いてくれている人がいれば、ロゴにかからないように気を使って書き込んでいる人もいる。さらに、写真へのサインのかかり方にも気を使っている人もいるように見受けられる。

 例えば、ロッテの井口資仁監督はロゴにも写真にも極力サインがかからないように、ロゴの下のわずかなスペースにサインを書き込んでくれている。中日の浅尾拓也コーチ、荒木雅博コーチは、それぞれ現役時代の背番号「41」と「2」を書き入れてくれる気の配りようだ。

 今回、直書きサインにご協力いただいた17名のうち、今季もなお現役でプレーしているのはオリックス・T-岡田選手、中日・大島洋平選手、ヤクルト・石川雅規選手、川端慎吾選手の4名。その全員が今季も一軍で活躍しているのはさすがというしかないが、シーズン中の忙しい時期にもかかわらずサインをしていただき、本当に感謝の言葉しかない。

 最後にもう一つ種明かしを。今年の「ジェネシス」でも名物インサートカード「ELITE OF NINE」が制作されているが、その背景に使われている球団を表すアルファベットは、2012年度版のレギュラーカードと同じデザインが使われているのだ。これは、今回の直書きサインの企画について担当デザイナーに説明した時に、きっと、2012年のレギュラーで使用したアルファベットを「ELITE OF NINE」でもう一度使うというアイデアを思いついたのだろう。

 今年の「ELITE OF NINE」をお持ちの方は、ぜひとも見比べてみてほしい。こんなちょっとした遊び心も「ジェネシス」の魅力の一つとして、お楽しみいただければと思う。

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