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2021-10-14

2020-2021 Wリーグ覇者に学ぶ トヨタ自動車アンテロープスのチームビルディング(トヨタ自動車アンテロープス/監修)

2021年10月23日発売
BBM1120016
A5判並製・272頁
定価  1,870円(税込)
ISBN:978-4-583-11403-3 C2075

Contents
トヨタの知的財産、開放。

2020-2021シーズンのWリーグで、悲願の初優勝を遂げたトヨタ自動車アンテロープス。そこには「勝つべくして勝った」といい切れるチームのフィロソフィーがあった。チームづくりの根底にある科学に基づいたトレーニングと世界基準の戦術の融合とは何か――。今書籍では、東京オリンピック2020で銀メダルを獲得し、が然、注目を集める日本女子バスケ界のけん引車“トヨタ”が取り組むチームビルディングを、選手とスタッフの証言をもとに紹介する。

【目次】
はじめに アンテロープスはなぜ優勝できたのか?
第1章開拓者が語る「チームカルチャーの構築」
証言者 清野英二 前部長
プレイバック 第87回皇后杯全日本バスケットボール選手権大会決勝  
歴史を変えた選手たちの声Vol.1  三好南穂
歴史を変えた選手たちの声Vol.2  栗原三佳
第2章首脳陣が語る「ステップアップのための融合」
証言者 ルーカス・モンデーロ ヘッドコーチ
証言者 大神雄子 アシスタントコーチ
証言者 小笠原真人 アシスタントコーチ
歴史を変えた選手たちの声Vol.3  馬瓜エブリン
第3章  トレーナーが語る「潤滑油としての役割」
証言者 仲村愛
歴史を変えた選手たちの声Vol.4  安間志織
セルフケアの実践
第4章 ストレングス&コンディショニングコーチが語る「見る力の共有と数値化の理由」
証言者 千葉秀哉
歴史を変えた選手たちの声Vol.5  長岡萌映子
歴史を変えた選手たちの声Vol.6  河村美幸
メニューの実践  
「おわりに」 に代えて

【著者紹介】
トヨタ自動車女子バスケットボール部アンテロープス
トヨタ自動車の女子バスケットボール部として、1963年に愛知県豊田市で産声を上げた。チーム名の「アンテロープ」は鹿に似た優美な形態を持つものの総称であり、美しさ、俊敏さ、しなやかさを象徴する。
 1988年からバスケットボール日本リーグ女子2部に参加し、1997年に1部昇格を果たした。1999年に改称されたWリーグ初年度は4位。2年目の2000-2001シーズンは最下位に沈み、入れ替え戦で敗れてW1リーグに降格した。しかし、1年でWリーグ復帰。2002年に丁海鎰がヘッドコーチに就任すると、6位、5位と上昇の兆しを見せ、3年目の2004-2005シーズンは3位に食い込んで初のプレーオフ進出を遂げた。
 2005年にチーム名を「アンテロープ」から「アンテロープス」に変更し、2006年には本拠地を豊田市から名古屋市に移した。2008-2009シーズンまでプレーオフセミファイナルでの敗退が5年間続いたが、2年連続でレギュラーリーグ1位となった2009-2010シーズンにプレーオフファイナルに初進出。しかし、JOMO(現ENEOS)に初戦から3連敗を喫し、日本一には届かなかった。さらにはそこから3年連続で準優勝に甘んじ、チームを10年間率いた丁海鎰ヘッドコーチが退任した。
 後藤敏博を新ヘッドコーチに迎えた2012-13シーズンは、皇后杯で初タイトルを獲得したものの、Wリーグではまたしても準優勝に泣いた。2013-2014シーズン、2014-2015シーズンはともにプレーオフセミファイナルで敗退。ドナルド・ベック体制となった2015-2016シーズン以降は5位、準優勝、3位と依然としてWリーグを制覇できず、イヴァン・トリノスヘッドコーチに交代した2018-2019シーズンも3位に終わった。
 迎えた2019年、女子スペイン代表ヘッドコーチのルーカス・モンデーロを指揮官に招聘した。就任1年目は新型コロナウイルスの影響によって途中でリーグ打ち切りとなったが、2年目の2020-2021シーズンに悲願を達成した。レギュラーリーグで西地区1位。そして、6度目の挑戦となったプレーオフファイナルでついにENEOSを破り、Wリーグ初優勝を飾った。

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