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2021-11-15

スピードスケート金メダリストの清水宏保が2022年北京五輪のメダル候補を語る~リポビタン for Sports presents「The Deep」~

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スポーツライターの金子達仁(左)がパーソナリティーを務める「The Deep」第2回放送はリモートでスピードスケート金メダリストの清水宏保氏を迎えた

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 11月14日(日)20:00~、スポーツライターの金子達仁氏がパーソナリティーを務めるニッポン放送のリポビタン for Sports presents「The Deep」の第2回放送では、1998年の長野オリンピックのスピードスケート500mで金、1000mで銅メダルを獲得した清水宏保さんが出演。来年開催される北京オリンピックのスピードスケートでメダルを狙える日本の有望選手、スケート競技の特性などについて語った。

 最初に語ったのは清水氏の近況。2017年から86BRZレースなどモータースポーツに挑戦しており、現在もスピードを競う世界に身を置いている。

「元中日ドラゴンズの山崎武司さんなどと争っています。スピードスケートと共通する部分は時間を争うことですね。スピード感を体験して同じことの繰り返しだけど、その中で切り詰めて、どこのミスを直していくか。それが難しくもあり、楽しくもあります」

 2010年に引退してからも、スピードスケート界のことはチェックしており、来年開催される北京オリンピックでメダル獲得を期待できる選手を挙げた。

「小平奈緒選手は女子500mの連覇、平昌オリンピックで金、銀、銅3つのメダルを獲得した高木美保選手も金メダルが期待できます。4年前と違うのは男子が非常に強くなっていることです。昨シーズンの実力から言えば、新濱立也選手が第一候補、僅差で村上右磨選手でしょうか。2人は間違いなくメダルを獲れる実力があります。そこに昨年国内の大会で2人を破った専修大学の森重航選手が出てきました」

 日本勢にとって最大の敵となるのがロシア勢だという。また、伝統的に強いオランダ勢も強く、昨シーズン国際大会に出場しなかった開催国の中国は、情報が限られているため不気味な存在のようだ。

 清水氏はスケートの盛んな北海道の帯広市で生まれ育ち、持病である喘息を運動療法で治療するために幼少の頃にスケートを始めてのめり込んでいった。意外なことに中学までサッカー部に所属していたが、レギュラーにはなれなかったという。

 自身の経験からボールを扱うスポーツとスケート競技に必要な特性はまったく別物だと実感。スケートに必要なのは運動神経ではなく、バランス感覚だという。さらにスピードスケートの速い選手が100m走でも速いわけではないという驚きの事実も触れた。自身も学校のクラスでは、中間くらいの速さだったとか。

 現役時代の清水氏への密着取材を行ったことのある金子氏いわく「数百人見てきたアスリートの中で誰よりも凄まじいトレーニングをしていた。練習後は失神しそうになったり、嘔吐していた」というほど追い込んでいた清水氏が強く意識していたのがリカバリーの重要性だ。

「質の高いドリンクをトレーニング中、トレーニング後に摂っていました。ハードなトレーニングのあとは食事を早く摂って回復スピードを上げるのが理想ですが、それができないのでドリンクでカバーしていました。現在もレーサーとしてこまめにドリンク、ゼリー状のものでエネルギーを補給しています」

 今回の放送では、スピードスケートの世界の厳しさ、体力面で落ちているベテランが活躍するための調整力、4年に一度の舞台で力を発揮する海外勢の勝負強さなど多岐にわたり語っている。聞き逃した方は無料アプリ「radiko」でタイムフリー機能を使えば、放送1週間後まで聴取可能となる。

大正製薬
リポビタン for Sports ブランドサイト

ニッポン放送 
リポビタン for Sports presents 「The Deep」
毎週日曜20時~絶賛放送中。
radikoで放送1週間後まで聴取可能。
ポッドキャストではディレクターズカット版を配信中。
番組HP
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