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2021-11-26

ア・リーグMVP大谷翔平、礎の日々(前編)【BBMフォトギャラリー81】

2012年10月25日 =花巻東高校2012年ドラフトを前に大谷はメジャー挑戦を表明。だが日本ハムは1位指名を公表し、入札を経て交渉権を獲得。すると大谷は取材に応じ改めて「アメリカでやりたい」と語った

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2012年10月25日。花巻東高校の室内練習場。大勢の記者に囲まれた当時高校3年の大谷翔平選手に笑顔はありませんでした。日本ハムからのドラフト1位指名を受けての囲み取材。現時点での入団の可能性を問われると「ゼロです」。大谷選手の視線はアメリカにだけ向けられていました。しかしその後、日本ハムサイドは詳細な育成プランを提示。栗山英樹監督(当時)も交渉の席に就き、熱意と誠意を示した結果、大谷選手は入団を決意したのでした。そして、日本ハムでの5年間。賛否両論渦巻く中で大谷選手は「投打二刀流」の道を切り開いていきました。2017年12月にエンゼルスの一員となり遂には今年、リーグMVPという頂に上り詰めましたが、大谷選手はこれからも道なき道を走り続けていくのだと思います。メジャー挑戦の礎となった日本ハムでの日々、それに加えて懐かしい甲子園でのプレー写真を2週に分けてお届けします。(文・写真◎高原由佳)


2011年8月7日 第93回全国高校野球選手権大会 花巻東vs帝京=阪神甲子園球場 CANON EOS-1D MarkⅣ 400mm F3.5 1/1250秒 ISO400

花巻東2年の夏、初めて甲子園球場のマウンドに立った大谷(対帝京)。背番号1ながら左足の故障により4回途中からの登板に。ストレートは最速150キロを計測したものの、3失点を喫し敗戦投手となった



2012年3月21日 第84回選抜高等学校野球大会 花巻東vs大阪桐蔭=阪神甲子園球場 CANON EOS-1D MarkⅣ 800mm F5.6 1/1250秒 ISO1000

大谷にとって2度目の甲子園は3年春のセンバツ大会。相手はこの年、春夏甲子園連覇を達成することになる大阪桐蔭だったが、大谷は2回裏の第1打席で藤浪晋太郎(現阪神)から右翼席へ先制のソロアーチ(捕手は森友哉=現西武)。投げても5回まで無失点に抑えたが、後半につかまりチームは2対9で敗れた 



2013年4月9日 日本ハムvs楽天=札幌ドーム CANON EOS-1DX 400mm F3.2 1/1600秒 ISO5000

ルーキーイヤーの大谷はシーズン開幕戦(2013年3月29日、対西武。八番・右翼で先発出場)を皮切りに計54試合で外野守備に就いた



2013年6月1日 日本ハムvs中日=札幌ドーム CANON EOS-1DX 400mm F3.2 1/2000秒 ISO4000


2013年6月1日 日本ハムvs中日=札幌ドーム CANON EOS-1DX 35mm F4 1/250秒 ISO800

プロ初登板(2013年5月23日、ヤクルト戦。5回2失点)から中8日で2度目の先発マウンドに臨んだ大谷。中日打線を5回3失点に抑え、嬉しいプロ初勝利を飾った。試合後にはウイニングボールを片手に栗山監督とガッチリ握手

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