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2021-11-29

【令和4年初場所予想番付】

初場所予想番付

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大鵬の孫・王鵬が新入幕濃厚

秋場所直後に横綱白鵬が引退。間垣を襲名した。引退が正式に決まったのは番付編成会議後だったが、九州場所の番付から白鵬の名前は消え、間垣として親方欄に記載された。この結果、九州場所は幕内41人となり、初場所の番付は幕内、十両とも1人多く上がれることになる。

全勝優勝した照ノ富士が東横綱で、大関は貴景勝と正代が入れ替わり、貴景勝が東となる。

関脇、小結は勝ち越したのが御嶽海だけで東関脇は変わらず。西関脇の明生は1点の負け越しなので、小結にとどまるはずだ。小結の逸ノ城と霧馬山はともに負け越して平幕に陥落。関脇と小結がひと枠空くことになり、関脇には西2枚目で11勝の隆の勝、小結には東筆頭で8勝の大栄翔が上がるだろう。ともに再昇進となる。

幕内と十両の入れ替えは、幕内から落ちる成績の力士が朝乃山、松鳳山、輝、魁聖の4人。十両から上がれる成績の力士は一山本、若元春、剣翔、王鵬の4人なので、西十両3枚目で8勝の武将山と東前頭17枚目で7勝と下が半枚の魁聖との争いになる。来場所は前頭が18枚目までになるので魁聖のほうが強いのではないか。

若元春と王鵬が新入幕で、若元春は若隆景の兄で兄弟同時幕内、王鵬は祖父・大鵬、父・貴闘力で親子3代幕内となる。琴ノ若と同じケースだ。

十両と幕下の入れ替えは、十両から落ちる成績の力士が北青鵬、旭大星、旭秀鵬、矢後の4人。幕下から上がれる成績の力士は芝、琴裕将、北の若の3人だけ。ここでは西幕下4枚目で5勝の千代嵐まで上げた。ほかに上げられる人がおらず、下4枚半で5点負けの矢後を残した。

芝、琴裕将、北の若の3人はうれしい新十両。千代嵐は平成25年名古屋場所以来の十両で、8年半のブランクは史上最長。新十両以上にうれしいだろう。

文=山口亜土

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