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2021-12-12

【ボクシング】亀田和毅は「第2の祖国」メキシコで大差判定勝ち

リング上で息子を抱き上げて勝利を喜ぶ亀田和毅(写真/信藤大輔)

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 11日(日本時間12日)、メキシコ・エルモシージョで行われたWBA世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦12回戦は、同級5位の亀田和毅(30歳)が10位のヨンフレス・パレホ(35歳=ベネズエラ)に3-0の判定勝ちを収めた。

 豊富なキャリアを誇るボクサー同士が、高度な技術戦を展開。速い左の差し合いが続き、精度と手数でまさる亀田がポイントを積み重ねた。亀田の左ボディも有効だった。大きなヤマ場は訪れなかったが、亀田の動きは終盤も落ちず、堅実にフルラウンドを戦い切った。下された判定は118対110、117対111、116対112。

 試合後、亀田はリング上からスペイン語と日本語であいさつ。試合をサポートしてくれた人々に感謝を述べた。試合については「内容的にはよくないが、完全に右手を治してから世界に行きたい。来年は絶対に世界を獲る」とコメントした。17歳でデビューした第2の祖国、メキシコに5年ぶり登場した「エル・メヒカニート」(メキシコの少年)亀田は、40戦37勝(20KO)3敗。元WBA世界バンタム級暫定王者のパレホは29戦24勝(12KO)4敗1分。
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