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2022-01-17

「1年目は市内全域の商店街で。目標は大阪万博、USJ」“新生”大阪プロレス社長のゼウスを直撃<2>【週刊プロレス】

ゼウス

 旗揚げ戦に向けての準備を進めている大阪プロレス。2014年4月に大阪・梅田のナスキーホールを撤退してからは活動を縮小、プロモーション化していた。8年ぶりに団体として再始動するわけだが、ゼウス社長はどのような戦略を描いているのか? そして“新生”大阪プロレスが目指す目標は?

――千日前・道具屋筋でのイベントからスタートされましたが、旗揚げ後はどういう展開を考えてますか?

ゼウス まずはいろんなところへ大阪プロレスを露出させていだだきたい。だから道具屋筋にしてもこれで終わりじゃなくて。道具屋筋の会長さんは市商連、大阪市の商店街の会長さんでもありますんで、ご挨拶にお伺いして大阪市のいろんな商店街でのイベントに大阪プロレスを呼んでいただけるように。今回、とにかく僕らでイベントを盛り上げようと。10月9日には“道具の日”ということでまたイベントがあるんですけど、今度はリングを置いてプロレスができるように。野崎プロレスを始めたように、これからは全国の各商店街でプロレスをやりたい。

――まずはイベントプロレスを展開していくと?

ゼウス 1年目、興行はそんなに打てないと思うんです。じゃあ、きっちり利益を上げるにはどうすればいいかってなると、売り興行なんです。興行を買っていただく、イベントに出演させていただく。それだと確実に利益が上がるんです。興行を打つだけの実力がないのに月に10試合もしても、黒字にするのは難しい。それだったら月2回でいいから、確実に黒字にする。そこにプラスしてイベントをどんどん入れていく。それが1年目の計画です。

――それを実現するために、実際にどのように動こうと考えてますか?

ゼウス 各市へ表敬訪問に行こうと思ってます。まだ2カ所しか決まってませんけど、大阪府下の交野市や豊中市、ほかの各市へも「大阪プロレス始めました」って報告に行こうと。市商連さんにもプレゼンさせていただいて、そのあとには各市の商店街にご挨拶に伺おうと。「大阪プロレスやることになりましたんで、よろしくお願いします。イベントをするときには僕らを呼んででください」「ぜひとも商店街でプロレスさせてください」って。そこからが始まりだと思ってます。

――まさに“小さなことからコツコツと……”ですね。その先に見据える目標は?

ゼウス 2025年のEXPO(大阪万博)ですね。ぜひともチームEXPOに入れていただけるよう、これから加盟の申請をしていこうと。で、その次の目標がUSJかなと思ってます。IRという声もあるんですけど。それもありかなって。IRってカジノじゃないですか。僕らの目標である子供とカジノっていうのは結びつかない感じもしますけど、IRの中に子供用の施設があっても面白いかなって。そこも一つ、頭の中に入れてます。

――なかなか大きな夢ですね。最終的に大阪プロレスが目指すものは?

ゼウス 僕の中で、大阪プロレスとしては3つの目標があるんですけど、1つ目は日本一のエンターテインメントを目指すこと。2つ目は大阪、日本に貢献すること。3つ目は日本一子供の多い団体にすること。その3つを掲げてるんです。そういう団体にしていきたい。そのためにはということで、僕のポリシー、大事なことがあるんです。人とのつながりを大事にしようとか、礼儀・挨拶を大切にしようとか、ほかにもたくさんあるんですけど。みんなで笑える団体に。内部のこと、外部のことでいろいろ目標を掲げてるんですけど、一つひとつ達成できたらなと。

(つづく)

橋爪哲也

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