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2022-01-20

【陸上】ナイキから5km、10km向き新シューズ「ストリークフライ」が登場。開発担当者は出雲駅伝1区区間4位の実績!

アスリートの声から着想し誕生したナイキの5km、10km用新シューズ 写真提供/Nike

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ナイキから、5km、10km走向きの新たなコンセプトのシューズが登場する。アスリートが接地の感触、スピードを追求すべく軽量化を実現した「ズームX ストリークフライ(Zoom X Streakfly/以下、ストリークフライ)」だ。

近年、ナイキは「ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%(以下、ヴェイパーフライ)」や「エア ズーム アルファフライ ネクスト%(以下、アルファフライ)」といった20kmからフルマラソンで力を発揮するための厚底シューズで存在感を示してきた。今回の「ストリークフライ」は、それらのシューズを着用するアスリートからの声を受けて、開発の着想を得たという。どういうことか?

「選手たちが5km走、10km走といった(スピードを追求する)練習でもヴェイパーフライやアルファフライを履くようになりました。そのなかで『もっと接地の感触がほしい』という声が多く挙がってきたのです。その声を受けて、ハーフやマラソンとは違うものがいいという考えになりました」

「ストリークフライ」の開発担当者であるエリオット・ヒース氏は、こう説明する。高速化が顕著なロード種目では、選手たちが日ごろからスピード練習を取り入れることは今や当たり前のこと。そうしたトレンドも背景にあったといえる。

「ストリークフライ」は、「軽量化」と「安定性」を優先して開発が進められてきた。アッパーは、カーブでもスピードを追求できるよう、足を包み込む構造で安定性を担保。ミッドソールには反発性と弾力性に優れたナイキ独自のテクノロジー、ズームXを全面に敷きつつ、ヴェイパーフライなどでは全面に敷かれていたプレートを中足部のみに採用することで、ランナーが接地の感触を得られやすくなっている。アウトソールも、様々な接地方法でも正しいトラクション(接地する足裏の運び)を実現する構造なっている。

片足の重さはウィメンズの25cmが155g, メンズの28cmが185g (26.5cmは172g)と試着したアスリートからは、「履いた感覚がない」という声も多く聞かれたという。

ソールの厚さは「25mmを超える」(ヒース氏)ため、世界陸連の規定では5000mや10000mのトラック種目に出場できず、40mm以下というロード種目への出場基準はクリアしているとのことだが、アッパーの外側部にも記されているように推奨距離は「5km/10km」となっている。


厚さは「25mmを超える」くらい。アッパーの外側部には推奨距離がアクセントとして刻まれている 写真提供/Nike

「ハーフマラソンやフルマラソンなどの実際のレースではヴェイパーフライ、アルファフライを履く選手が練習用シューズとして使うことが多くなるでしょう。ただ、シューズごとに特徴があり、アスリートによっても好みがあるので、それぞれの判断で選んでいただければ」とヒース氏。

ちなみにヒース氏は第24回出雲駅伝(2012年)にアイビーリーグ選抜の一員として出場。1区を務め、大迫傑、村山紘太(現・GMOインターネットグループ)、小椋裕介(現・ヤクルト)、設楽啓太(現・日立物流)といった選手たちを抑え区間4位の快走を見せた実績の持ち主で、アスリートの声を聞く一方で現在も自身で走りながら業務に従事している。

「ストリークフライ」は税込1万9250円、2月にナイキメンバー限定で発売される予定。当初はホワイトをベースにしたカラー展開となるが、順次増やしていくという。


開発担当者のヒース氏は、10年前の出雲駅伝1区区間4位の実績。来日経験も多く、日本の選手、コーチたちの声を参考にしているという 写真/Cortney White
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