close

2022-01-23

【NFL】ラムズvsバッカニアーズ ブレイディとスタフォード以外で気になる3つの「対決」 ディビジョナルプレーオフ直前予想(2)

ラムズQBスタフォードは、2月にもう一度このスタジアムで試合(スーパーボウル)に出たい=photo by getty Images

全ての画像を見る
ロサンゼルス・ラムズ@タンパベイ・バッカニアーズ
 レイモンド・ジェームス スタジアム(タンパ)  
1月23日午後3時(日本時間24日午前5時)キックオフ

■注目のデータ

・トム・ブレイディはプレーオフのディビジョナルラウンドに滅法強い。通算では14勝2敗。2011年からはディビジョナル9連勝中。
・ブレイディは2020年にバッカニアーズに移籍して以来、対ラムズ戦は0勝2敗。ペイトリオッツ在籍時は5勝1敗で2勝がスーパーボウル(第36、53回)。
・ブレイディはレギュラーシーズン43TDでリーグ1位、QBマシュースタフォードは41TDで2位。プレーオフでTD数1位と2位のQBが対決するのは8回目だが、過去7回の対戦ではすべて1位のQBを擁するチームが勝利している、
・ラムズはプレーオフを含む直近の7試合中6試合に勝利している、唯一の敗北は第18週の対49ERS戦、第13週以降のNFLで最も調子が良い。
・ラムズとバッカニアーズは2021年にリーグでペナルティの少ない上位10チームに入っている。ラムズは第3位(92)、バッカニアーズは第9位(107)。

【1000円以下】NFLプレーオフ、日本語解説でスマホ&PCで見る

バッカニアーズのQBブレイディは、ラムズ戦がポストシーズンゲーム47試合目。つまりレギュラーシーズンでいえば3年分も出場している。そのほぼ2割弱がスーパーボウルだ。先週のワイルドカードでイーグルスに圧勝して通算35勝。まもなく始まる試合で36勝目を目指す。
一方のサイドラインでは、QBスタフォードが、ポストシーズン5試合目、6日前に4試合目でプレーオフ初勝利を挙げた。月曜の夜、ラムズは、来月のスーパーボウルの開催地でもあるSoFiスタジアムで、アリゾナ・カーディナルスを34-11で圧倒した。スタフォードは13年目のベテランだが、ことポストシーズンでの戦いは、ブレイディの前ではルーキーのようなものだ。
今回はそんな2人の対決以外に気になるポイントを探った。

(1)ラムズDL vs バッカニアーズOL

 まず注目したいのは、バッカニアーズOLとラムズDLの戦いだ。DTアーロン・ドナルド、OLBボン・ミラーら、将来の殿堂入りが確実なレジェンドを含むラムズのフロント7は超活発だ。今季もNFLトップの活躍をしてきたとはいえ、肉体の耐久性は44歳の中年アスリートであるブレイディを彼らのプレッシャーから遠ざけるのは決定的に重要だ。

 米の専門サイト・Pro Football Focusによると、バッカニアーズのOLはリーグでNo.2の評価で、今シーズンはわずか23サックしか許していない。
 対するラムズのディフェンス陣はレギュラーシーズンでNFL3位の50サックを記録し、ワイルドカードではカーディナルスのQBカイラー・マーレイを2度もサックした。また、ラムズは19インターセプト(NFL3位タイ)を記録し、ワイルドカードでは、CBデビッド・ロング・ジュニアの「ピック6=インターセプトリターンTD」を含む2インターセプトを記録した。 

 ブレイディは、レギュラーシーズンでは被サック率がNFLで最低だったが、バッカニアーズは、イーグルス戦で負傷したLTのトリスタン・ワーフスとCライアン・ジェンセンを欠いてこの試合を戦わなければならない可能性が高い。

(2)WRエバンス vs CBラムジー

 次の注目ポイントは、バッカニアーズWRマイク・エバンスと、3度目のオールプロ・ファーストチームに選ばれたラムズCBジェイレン・ラムジーのマッチアップだ。バッカニアーズのWRでは、クリス・ゴドウィンが負傷し、アントニオ・ブラウンがチームを離れたことで、エバンスにはよりカバーが厳しくなる。
 エバンスがラムジーと対戦した過去2試合では、5回のキャッチで54ヤード、TDは奪えなかった。ラムズのDBとマッチアップした場合は、8キャッチで101ヤードという数字を残した。エバンスが抑えられると、TEロブ・グロンカウスキーをはじめとするバッカニアーズの他のレシーバーがダブルカバーされる場面が増えそうだ。

(3)両チームのランオフェンス

 最後に注目したいのは、両チームのランだ。ワイルドカードのイーグルス戦でバッカニアーズのランは、31回106ヤード、平均3.4ヤードだった。レナード・フォーネットが第15週から出場していないことが大きな問題だ。対するラムズは今季ランディフェンスでリーグ6位、ワイルドカードではカーディナルスのランを61ヤード(平均3.1ヤード)に抑えた。
 ラムズはオフェンスのランゲームが向上している。カーディナルス戦では、ソニー・ミシェルとキャム・エイカーズが30回のキャリーで113ヤードを記録。彼らの活躍により、スタフォードはパス13/17という「省力運転」でインターセプトがなく、サックされたのも1回だけと、快適にプレーすることができた。ラムズがパスに頼りすぎると、スタフォードは問題を抱える。レギュラーシーズン最後の4試合では8インターセプトを喫した。ただ、怪物NTのヴィタ・ベアを擁し、リーグ3位(92.5ヤード)のバッカニアーズ・ランディフェンスを相手に走るのは簡単ではない。

【小座野容斉】

PICK UP注目の記事

PICK UP注目の記事



RELATED関連する記事