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2022-02-13

全日本女子の豊田真奈美がJWPのダイナマイト関西と大舌戦!「私との防衛戦について、どれだけ重さを感じているのか」【週刊プロレス昔話】

豊田真奈美

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 1995年は全日本女子プロレスの豊田真奈美が飛躍を果たした一年だった。

 3月にWWWA世界シングル王座初戴冠。5月に井上京子と60分フルタイムドローの激闘を展開し、6月にはアジャコングに敗れて王座から陥落。9月には日本武道館大会のメインイベントで北斗晶と好勝負を繰り広げ、最後は掟破りの逆ノーザンライトボム連発で勝利。シングルリーグ戦「ジャパングランプリ」では5年ぶり2度目の優勝も果たした。

 時のWWWA世界シングル王者はJWPのダイナマイト関西。豊田は12・4両国国技館大会での挑戦が決まり、本誌インタビューで“本音”を語った。

「関西が赤いベルトについて、私との防衛戦について、どれだけ重さを感じているのかをとにかく聞きたい」

「1万人、呼ぶよ。国技館をいっぱいにしなかったら、たとえ私が関西に勝って、赤いベルトを巻いても、本当のチャンピオンとは言えないからね」

 それに対して、関西は強烈な反論を展開。

「この赤いベルトは全女全体の重みじゃないんだよ。今のこの時代は女子プロレス全体の重みがかかってくるわけだよね」

「豊田真奈美、プロレスすごい。器用。身長もある。顔もかわいい。きれい。すべて持ってる。そういう人材が軍団(フリーダム・フォース)を作ってトップだとか何とか言ってほしくないな。もっと女子プロ全体を見てほしいよ」

「両国に1万人呼ぶ? 豊田一人の力で1万呼んでるわけじゃない。アジャ、堀田(祐美子)、京子、ほかの選手いるんだから。どうしてみんなで力を合わせて、お客さんを入れようって気にならないんだろう」

 関西は広い視野での“正論”を展開。戦前の大舌戦ではやや劣勢だった豊田はリング上で結果を出すしかなくなった。
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