

マラソンを走っていると、「視覚障がい」と書かれたビブスをつけたブラインドランナーとガイドランナーをよく見かけるはず。健常者と障がい者が同時に楽しむことができる数少ないスポーツがマラソンだ。
12月3日、東京の神宮外苑で「神宮外苑チャレンジフェスティバル ~第35回JBMAユニファイドラン~」が開催される。JBMAは日本ブラインドマラソン協会の略で、1983年、大阪長居陸上競技場に於いて開催された第1回全日本盲人健康マラソン大会を契機に、翌1984年(昭和59年)9月に創設された。
JBMAは、それ以来、ノーマライゼーションの実践に取り組んできた。ノーマライゼーションとは、障害者や高齢者がほかの人々と等しく生きる社会・福祉環境の整備,実現を目指す考えである。
神宮外苑チャレンジフェスティバル ~第35回JBMAユニファイドラン~は、昨年まで神宮外苑ロードレースと呼ばれて多くのランナーに親しまれてきた。今年、装いも新たに名称を変え、主催者もJBMAをはじめ、日本サイクリング協会、スペシャルオリンピックス日本・東京、関東パラ陸上競技協会、日本知的障がい者陸上競技連盟などによる実行委員会形式に代わった。
大会の名称にある「ユニファイド」とは、障がい者と健常者がチームメイトとして運動することを意味し、ユニファイドスポーツは、サッカーなどにも広がりつつある。多くの人が同時に楽しめるユニファイドスポーツは、マラソンをおいてほかにはないだろう。
大会が行われる12月上旬、神宮外苑のいちょう並木はきれいな黄色に色づく季節。初冬の都心は、走るにはぴったりの気候である。種目は10kmランと5kmウォーキング。自分の走力や体力に合わせて種目を選ぶことができる。

いちょうだけでなく、様々な街路樹も色づく。
なお、昨年9月にリオデジャネイロパラリンピックで銀メダルを獲得した道下美里選手(三井住友海上)らの参加が決まっている。
「神宮外苑チャレンジフェスティバル ~第35回JBMAユニファイドラン~は現在、参加者を募集中。申し込みは下記から。
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