close

2022-04-28

【NFL】「そういう意味だったのか」アメフト・NFLのカタカナ語を解説

198センチ154キロで、40ヤード4秒78という「フリーキッシュな選手」ジョージア大のジョーダン・デービス。でも「フリーキッシュ」ってどういう意味?=photo by Getty Image

全ての画像を見る

米プロフットボール・NFLの2022ドラフトがいよいよ目前に迫ってきた。今年はネバダ州ラスベガスで開催。注目の第1日、1巡指名は、現地4月28日夜(日本時間4月29日午前)にある。日本では29日午前9時から4時間半にわたって、日本テレビ系のスポーツ専門チャンネル、日テレジータスで「 NFLドラフト2022スペシャル!」と題して、生中継がある。

 アメリカンフットボール・マガジンでは、『NFLドラフト候補名鑑2022』を4月6日に発売したが、「カタカナの専門用語が、わからない人も多いのでは」という読者のご意見を頂いた。
 ドラフト直前のスペシャル記事として、名鑑のメーンライターの1人で、ジータスのドラフト中継でも解説を務める村田斉潔さんの監修を受けて、「そういう意味だったのか、アメフト・NFLのカタカナ語」をお届けする。日テレジータスの放送を見るうえでも大いに役立てていただきたい。

■チェースダウン 
ボールを持った選手がオープンを走ったり、独走態勢に入っている時に、守備の選手が後ろから追いかけること。

■ジャミング
スクリメージラインから5ヤードまでの範囲で、守備の選手がレシーバーに対して、ヒットを含め力づくでコースを歪めたりタイミングをずらすようにすること。


■ゲットオフ
守備側の選手がボールのスナップと同時にスタートすること。

■レバレッジ
攻撃・守備を問わず、相手に対して有利なポジション、体勢をとること。

■ダウンヒルタイプ
細かくカットを刻んだり、オープンをスピードで走り切るのではなく、力強く前へ前へと進むことをスタイルとするRBのタイプ。転じてLBなど守備の選手にも使う。

■イーブンフロント
OLの正面ではなく、シェイド(どちらかにずれた位置)にセットすることによって、攻撃側の人数バランスに完全にマッチするようにした守備フロント。1人の選手が一つのギャップに責任を持つ。現在の主流。

■オッドフロント
オフェンスラインの正面にセットする選手を作り、それらの選手に二つのギャップを守らせることでオフェンスに対抗する守備フロント。人数バランスがマッチしていないことからオッド(Odd=奇数)と呼ばれる。

■ペネトレーション
守備側の選手がスクリメージラインを割って攻撃側のバックフィールドに侵入すること。

■セカンドギア
全力で走っている状態から、更にスピードが増すかのような走りをすることを指す言葉。

■ランディングスポット
ドラフトにおいて何番目にどのチームに指名されるかを意味する言葉。着地点の意。

■パスブレークアップ
パスカットや競り合いでパス不成功に導くなど、DBがパスを封じること。PBUと略される。

■スプレッドベース
スプレッドを基本にした攻撃。スプレッドオフェンスは、レシーバーの人数を増やしたパス中心の攻撃。ノーハドルやショットガン隊形と併用することで、守備に負荷をかけてミスマッチを誘い、高得点を狙う。現在のカレッジフットボールでは最も一般的な戦術。

■トラッシュトーク
相手の選手を挑発する言動や話しかけ方。


■デュアルパーパス
デュアルは、英語で「二重の」「二元的な」という意味。パーパスは「目的」「用途」なので、二つの用途のある選手を表現する言葉。レシーブ能力の高いRBなどに使われることが多い。

■デュアルスレット
スレットは脅威。アメフトでは、パス能力とラン能力を併せ持つQBに対して使われることが多い。

■スパークプラグ
発火プラグ。日本語で言えば「起爆剤」となる選手のこと。

■フリーク
モンスターと同義語。巨体や圧倒的な身体能力などの、怪物的な選手を指す。

■フリーキッシュ
怪物的なという形容語

■ターンしてシール
OLが方向転換して、守備選手を一定のエリアに封じ込めるようにブロックすること。ランプレーの時などに、プレーが展開するサイドに守備選手が出ていけないようにするため。

■ロングボム
空中を飛ぶ距離が長いパスのことで、QBの強肩を評価した言葉。一般に30ヤードを超えるパスがロングパスとされるが、捕球した後にレシーバーが走ったパスはロングボムとは言わない。

■ワイドアウト
一番外側にセットするレシーバー。チームで最も能力が高いエースWRが入ることが多い。快足を飛ばしてロングパスのターゲットになる。

■第3のWR
ファースト、セカンドWRに対して、3人目のWR。インサイドに位置することが多く、スロットレシーバーと同義語。ロングパスのターゲットとなるよりは、スラント、アクロスなど比較的短いパスコースを走って捕球する。インサイドのプレーが多く、LBなど、より大型の選手からハードヒットを浴びることもある。俊敏性に加え、確実性や耐久性、闘争心も求められる。

■シュアーハンド
パスを確実に捕球する能力のこと。

■キーリード
英語では「Key Read」。プレーを予測する上で、カギとなる選手の動きを読む(予測する)こと。QBには二つのリード、ReadとLeadが必要。Readはプレーを読む能力。Leadはリーダーとして皆を導く能力。

■スキルセット
個々の選手が持つフットボールの技術能力

■タンデム
本来はバイクや自転車で、前後に二人並んで乗ること。フットボールでは、同じチームの同じポジションで能力や業績がともに優れる2人の選手に使われる。

■ブロックバスター
元々は第2次大戦中の超大型爆弾を指す。転じて、圧倒的な業績を記録した製品や事業を表現する言葉となった。映画界や製薬業界、流通業界で使われてきた。NFLでは、2021年1月の、ライオンズのマシュー・スタフォードとラムズのジャレッド・ゴフ(いずれも当時)という2人のエースQBの超大型トレードや、チーフスのパトリック・マホームズへの超大型契約に対して、この表現が使われた。

 ◇

日テレジータスでは「NFLドラフト2022スペシャル!」と題して、第1日の1巡指名を生中継する。放送は4月29日午前9時から午後1時半まで。解説は村田斉潔さん。実況はラルフ鈴木アナ、アシスタントは小高茉緒アナ。 

PICK UP注目の記事

PICK UP注目の記事

RELATED関連する記事