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2022-06-01

スマイルスポーツ・アスリートインタビュー 【ソフトボール】後藤希友「オリンピックで金メダルを獲って人生が変わった」

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チーム最年少で出場した東京2020オリンピックでの活躍で、一躍その名を轟かせた後藤選手(写真:JMPA)

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後藤希友選手は、左腕から繰り出される快速球を武器に三振の山を築く日本の若きエースだ。日本代表最年少として出場した東京2020オリンピックでも、5試合に登板して無失点の活躍で金メダル獲得に大きく貢献した。今年新たにJDリーグも開幕し、女子ソフトボールへの注目が高まるなか、ポスト上野由岐子の期待を背負う後藤選手がスマイルスポーツのインタビューに答えてくれた。
 

――昨年の東京2020オリンピックは1年延期となり、開催自体も危ぶまれていました。大会ができるか、できないか不確定だった時期はどのような気持ちで過ごしていましたか?

「世間に任せるのみと言いますか、自分自身はもしも2020年大会がなくなったとしても、その先を目指していくしかないと思っていたので、悲観的な気持ちはありませんでした。1年延期になったときも、これで1年分のパワーを上積みできる、実力を蓄積できるというふうに考えて、むしろラッキーだととらえていました」

――代表メンバーでは最年少でした。チームの雰囲気はどのように感じましたか?

「ベテランの方が多かったのですが、皆さんがすごく優しくて可愛がってくれたので、やりやすい環境でした。大会に入ってからはみんながすごく集中していて、良い雰囲気で臨めていたという印象があります」

――大会の中でとくに印象に残っている場面を教えてください。

「オリンピックはどの場面も印象に残っていますが、2戦目のメキシコ戦で上野さんをリリーフして無死一二塁を抑えた場面ですね」

――緊張はしなかったのですか?

「緊張はしていたと思います。でもマウンドに立って1球投げたら、緊張はどこかに飛んでいきました(笑)。今までは緊張するタイプだったのですが、オリンピックを経験してからはほとんど緊張しなくなりましたね」

――改めて振り返ってみると、オリンピックは自分にとってどんな大会でしたか?

「やはり東京開催ということで注目度が今までとは全然違いましたし、オリンピックで金メダルを獲ることができて、人生が変わったなと思いました。それくらい大きな経験ができたと思います」


後藤選手(右端)は東京2020オリンピックで念願の金メダルを掲げた(写真:JMPA)

――周囲の反響も大きかったでしょうね。

「大きかったです。SNSのフォロワーも一気に2万人くらい増えました。ツイートするときも、たくさんの人が見てくれているので、発言には気をつかうようになりました」

――オリンピックを経てソフトボールへの注目が高まるなか、今年からJDリーグがスタートしました。新しくなったリーグの見どころを教えてください。

「これまでのリーグとの大きな違いは、東西に分かれていることです。東西ともに熱い戦いをしているので注目してほしいです。選手としては試合数が増えたことは純粋に嬉しいです。見て下さる方々に楽しいと思ってもらえるようにこれからもプレーしていきたいです」

――後藤選手が考えるソフトボールの一番の魅力は?

「スピード感ですね。野球よりもすべての距離が近いので、その分、球も速く見えるし、打球や送球も速く見えます。野球とは違った楽しみ方ができると思います。お客さんにとっては、試合時間も魅力だと思います。だいたい1時間半くらいなので、長すぎずに集中して見ることができる時間なところも、良い部分だと思います」

――オリンピックでの活躍を経て、後藤選手にはポスト上野選手への期待が高まっています。ソフトボール界の顔として期待されることにはどんな思いがありますか?

「正直、そこはあまり考えていません。私が考えても上野さんと同じような存在になれるわけではないですし、プレッシャーを感じることなくやっていきたいです。もちろん、一歩でも上野さんに近づきたいという気持ちはありますし、いずれは超えていきたいと思っています。でも、上野さんと比べるよりも、自分は上野さんにないものを持っていたいという気持ちもあります。だから、その背中を追いかけ続けながらも、自分らしさは絶対に忘れずにいたいです」

――大きな目標だったオリンピックの金メダルを獲得して、後藤選手がこれから思い描く夢や目標を教えてください。

「ソフトボールを盛り上げていくこと、目の前にあることを一番にやっていくことが大事だと思います。この先、オリンピック種目に復活するかはわかりませんが、ソフトボール生活が続く以上は、オリンピックを目標に頑張っていきます。一番近くて2028年にオリンピックがあることを想像しながら、これからも練習していきたいと思います」


今年から立ち上がった新リーグ「JDリーグ」ではトヨタレッドテリアーズに所属。初シーズンでの頂点を狙う(写真:ソフトボール・マガジン)


こちらのインタビューのほか、ソフトボールを始めた頃のエピソードや、ピッチャーとしてのこだわり、また今年から始まった新リーグ「JDリーグ」の見どころなど、カラー4ページにわたるインタビューは、6月1日に(公財)東京都スポーツ文化事業団が発行した『スマイルスポーツマガジンVol.90』に掲載されています。

 

ごとう・みう
2001年3月2日生。愛知県出身。左投左打。東海学園高校卒業後、トヨタ自動車レッドテリアーズに入団。2020年は5勝0敗、防御率1.42の活躍でリーグ新人賞に輝き、2021年シーズンは、MVP、最多勝、ベストナインの三冠を獲得した。東京2020オリンピックでも6試合中5試合に登板して22奪三振、無失点と活躍して、金メダル獲得に大きく貢献した。

 
スマイルスポーツデジタル版はこちら
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スマイルスポーツ誌のインタビュー特別編!
後藤希友選手の素顔が分かるQ&Aインタビュー動画と読者の皆様へのメッセージはこちら


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