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2022-07-31

武藤敬司が清宮海斗に武藤殺法を直伝「本当の意味でオレから奪い取ってみろ」【週刊プロレス】

清宮海斗と武藤敬司

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31日、NOAH金沢大会前に会場内リングにて、武藤敬司が清宮海斗に伝授したシャイニング・ウィザード、足4の字固め、ドラゴンスクリューを直々に指導した。

NOAH7・16日本武道館でのシングルで清宮に敗北後、武藤は「オレに勝ったご褒美としてドラゴンスクリュー、4の字、シャイニング・ウィザード、アイツにゆずるよ」と発言。この日、技の出来栄えを実際に確かめるべく試合前の会場に姿を現した。

清宮は武藤の前で藤村加偉相手にまずドラゴンスクリューを敢行。武藤は「全然いいじゃん」「試合やってる時より練習の方がいいよ」と絶賛。続いて足4の字固めへ。こちらも「教えることなんてない」と及第点を与えた。

その上で「ただ問題はドラゴンスクリューも4の字も相手が一定じゃないからな。足が短いヤツもいれば、足の長いヤツもいたり。そういうのは対応が難しくなるよな。ドラゴンスクリューに関しては実戦での反復練習しかない。いかにシャープにバーン!って回転できるか」とアドバイス。清宮が「左手の持ち方を見ていただきたい」と細かい部分まで質問していた。

「オレと試合をやった時よりいいよ。あれから練習しただろ。これから工夫して、次の展開につなげるのはいろいろ方法論があるけどな。基盤の1つとして、第1段階として、素晴らしいドラゴンスクリュー。今のドラゴンスクリューで通用すると思うよ。あとは実戦でできるかどうか。シャープだよ。キレイだし。技はキレイじゃないなと。教えることはないよ、マジで」

最後にシャイニング・ウィザードも直接指導を受けた。清宮は開発者の武藤から「全然いいよ。ただこればっかりは当たるときもあれば、ちょっと逃げられる時もある。ボクサーのパンチと一緒。相手が逃げれば当たらない。その中でどう当てていくか」と太鼓判を押されたが「武藤さんが技に入る時に一番大事にしてることは何でしょうか?」と技の心得を聞いた。武藤の答えは…。

「自信だよ。これで絶対にピンフォールを取るんだって気持ち。あとはこないだ4の字でギブアップしたけど、結果だよな。結果を積み上げていくしかない。

4の字とかドラゴンスクリューを使うにあたって、何回もチャレンジして、失敗することもある。その中で成功を導き出して、それが積み重ねていけば自信につながっていくし。自分のものになると思うよ。

ぶっちゃけ、ドラゴンスクリューだって4の字だって、前からあった技だからね。オレが開発した技でも何でもないけど、代名詞になって、武藤といったらドラゴンスクリュー、4の字だって思われることも(大事)。

逆に言えば、本当の意味でオレから奪い取ってみろよ。お客さんを納得させられるように。実績作って、技を磨いていくしかない。失敗してもいいし。オマエには時間がいっぱいあるんだからさ。がんばれよ」

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