close

2022-09-03

女子ソフトボールの新リーグ・JDリーグが再開!

東地区1位を走るビックカメラ高崎。上野由岐子は未だ今季未登板だが、濱村ゆかりが10勝(2敗)を挙げる活躍でチームを支えている(写真/桜井ひとし)

全ての画像を見る
今春開幕した女子ソフトボールのJDリーグが、約2カ月の夏の中断期間を経て、9月3日(土)~5日(月)の第12節より再開する(全15節)。新リーグとなり、チーム数はこれまでの12チーム(1部リーグ)から4チーム増の16チームに。東地区と西地区に分かれてリーグ戦を行い、勝率でレギュラーシーズンの順位を決定する。その後、地区優勝チームはダイヤモンドシリーズ、各地区2位と3位はプレーオフへ。さらに各地区4位のうち勝率の高いチームがワイルドカードでプレーオフに進出し、相手地区の3位と対戦する(図1参照)。ポストシーズンは1回戦トーナメント形式で行われ、優勝したチームがJDリーグの年間チャンピオンとなる。

図1
表1
■東地区

 レギュラーシーズンは残り4節8試合(振替試合が残っているトヨタ、日本精工は残り9試合)。現在、混戦模様の東地区はトップを走るビックカメラ高崎(17勝4敗)を、2位の日立とデンソーが2勝差(15勝6敗)で追う。4位には太陽誘電(12勝9敗)、5位にはホンダ(11勝10敗)が付けており、プレーオフ進出をかけた激しい戦いが予想される。
東地区1位を走るビックカメラ高崎。上野由岐子は未だ今季未登板だが、濱村ゆかりが10勝を挙げる活躍でチームを支える(写真/桜井ひとし)
東地区1位を走るビックカメラ高崎。上野由岐子は未だ今季未登板だが、濱村ゆかりが10勝を挙げる活躍でチームを支える(写真/桜井ひとし)

日本リーグでは昨季、2016年以来の決勝トーナメント進出を果たした日立サンディーバ。今季も東地区2位と勢いに乗っている(写真/BBM)
日本リーグでは昨季、2016年以来の決勝トーナメント進出を果たした日立サンディーバ。今季も東地区2位と勢いに乗っている(写真/BBM)

東地区で日立と並んで2位に付けるデンソー。ベテランと若手がしっかりと融合し、好成績を残している(写真/BBM)
東地区で日立と並んで2位に付けるデンソー。ベテランと若手がしっかりと融合し、好成績を残している(写真/BBM)


■西地区

 一方、西地区はトップのトヨタ(17勝3敗)がすでにプレーオフ以上進出を決めており、その後をSGホールディングス(14勝7敗)が2位、豊田自動織機(13勝8敗)が3位で追う。4位には伊予銀行(8勝13敗)、5位にはシオノギ(7勝14敗)が付けており、東地区よりもトップとの差が開いてしまっている印象だが、どのチームがプレーオフへの切符を獲得するか、まだまだ分からない。

西地区トップで、すでにプレーオフ以上進出を決めたトヨタレッドテリアーズ。昨季限りでベテランが抜けたが、若い力が躍動(写真/藤田真郷)
西地区トップで、すでにプレーオフ以上進出を決めたトヨタレッドテリアーズ。昨季限りでベテランが抜けたが、若い力が躍動(写真/藤田真郷)

2部で戦った昨季は全勝優勝でシーズンを終え、勢いそのままにJDリーグに参戦。好調を維持している(写真/BBM)
2部で戦った昨季は全勝優勝でシーズンを終え、勢いそのままにJDリーグに参戦したSGホールディングスギャラクシースターズ。好調を維持している(写真/BBM)

西地区3位の豊田自動織機。堅い守りからリズムをつくり、一つ一つ勝利を重ねている(写真/小山真司)
西地区3位の豊田自動織機。堅い守りからリズムをつくり、一つ一つ勝利を重ねている(写真/小山真司)


 9月3日~5日の第12節以降は全日本総合選手権(9月23日~25日/鹿児島県南九州市、国体(10月8日~10日/栃木県大田原市)を挟んで、10月1日~3日に第13節、10月15日、16日に第14節、そして10月22日~24日に最終第15節が行われる予定だ。シーズンもとうとう終盤戦。初代JDリーグチャンピオンを決める熱き戦いに、ご注目を!

PICK UP注目の記事

PICK UP注目の記事



RELATED関連する記事