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2022-09-26

【令和4年九州場所予想番付】

熱海富士は20歳での新入幕が確実視される

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三役の人数は不変か
熱海富士が新入幕へ

秋場所は横綱・大関陣の不振で関脇以下の上位陣に好成績者が目白押し。三役の人数を減らすと、勝ち越した力士が上がらないなど、番付のいたるところにひずみが生まれてきてしまうことになるため、三役の合計人数10人は変わらないと予想される。御嶽海が関脇に陥落することもあり、関脇・小結は合計7人となるのではないか。その場合、関脇が若隆景、豊昇龍、御嶽海に、霧馬山もおそらく上がると思うが、その3、4人。小結は翔猿が新三役が確実で、秋場所優勝の玉鷲と、関脇から下がる大栄翔、そして霧馬山がどちらにいるかで3、4人だ。
 
ただ、三役をそうしたとしても、幕内上位は北勝富士のあたりまで大渋滞で、髙安も引き続き平幕が濃厚、琴ノ若、明生ら8勝の力士はほんの少ししか上がれない。北勝富士も、秋場所にさんざん上位と当てられて星を崩すことになった割には、かわいそうだが少ししか上がりそうになく、5枚目あたりと予想される。。
 
逆に上がり幅が大きく、下がり幅が小さくなりそうなのが、幕尻あたりだ。幕内と十両の入れ替えも、いつもなら幕内から落ちる成績の力士が5人いるのに、上がりそうな人が3枚目の8勝まで拾ってもまだ不足。となると、平戸海か照強が幕内に残される可能性が浮上する。ちなみに幕尻の7勝8敗で残留は、平成31年春場所に幕尻の東17枚目で7勝8敗の千代翔馬が夏場所も同じ番付にとどまった例がある。幕内と十両の入れ替えについては、そういう状況なので、十両東3枚目で8勝の熱海富士の20歳での新入幕は確実だ。東白龍も新入幕濃厚。
 
十両では、新型コロナウイルスの後遺症で休場となった朝乃若の扱いがどうなるか。名古屋場所の新型コロナ関連の休場者同様同じ位置に据え置かれるか、問答無用で幕下に落とされるか、はたまた下げられるが十両の末席あたりに留め置かれるか、が分からないので何とも言えない。一応、十両には留め置かれると仮定すると、狼雅と對馬洋が新十両になりそうだ。

文=藤本泰祐


令和4年秋場所予想番付

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