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2022-12-16

16歳までの「野球教本」(新潟リハビリテーション病院/監修)

2022年12月28日発売
BBM1040078
A5判並製144頁
定価  1,760円(税込)
ISBN:978-4-583-11536-8 C2075

Contents

新潟県では2006年から故障の予防に向けたヒジの検診を積極的に実施しており、野球障害ケア新潟ネットワークと小・中学、高校の野球団体と同ネットワークでつくる「県青少年野球団体協議会」は故障予防も情報などを載せた「野球手帳」を作り配布している。選手や指導者、保護者への啓発が狙いで、全国的にも先進的な取り組みを行っている。
本書籍では、同ネットワークの代表・山本智章氏が、より具体的に障害予防の知識や方法、技術などを文書だけでなく、動画付きで紹介します。

【CONTENTS】
はじめに

第1章 成長と成熟
1.野球を通じて何を学んでいくか?
2.成長期とは何か?
3.成長期のトレーニングの五原則
Column1 フォームは人それぞれ。「良い」よりも「悪い」を教える

第2章 投球の仕組み
1.投球動作は運動連鎖
2.学童期に多い投球動作の特徴
①ワインドアップでバランスを崩しやすい
②ストライドが小さい
③過度なインステップ、アウトステップ
④体幹の回転運動が少ない
3.肩肘の負担が少ない投球に必要な運動連鎖
運動連鎖①ワインドアップ期~重心移動
運動連鎖②コッキングアップ期
運動連鎖③コッキングアップ期(テイクアップ)
運動連鎖④加速期
運動連鎖⑤フォロースルー期
4.ケガにつながる投球フォーム
①かつぎ投げ
②肘下がりフォーム
5.ボールの握り方
Column2 医師が考える球数制限

第3章 打撃の仕組み
1.打撃でも重要な運動連鎖
2.打撃の運動連鎖を高めるコツ
3.腰の負担が少ないスイング
4.バッティング練習での注意点
Column3 遠投の意味を考えてみよう

第4章 走る仕組み
1.速く走るためのポイント
2.ベースランニング
3.スライディング
4.ヘッドスライディング
Column4 大事なのは野球がうまくなることではない

第5章 捕球の仕組み
1.体に負担の少ない構え
2.体の負担が大きい構え
3.手の機能解剖と捕球動作の基本
4.捕球で注意したいケガ

第6章 成長期のスポーツ障害
1.成長期の野球選手に多いスポーツ障害の知識を深め、対策を考える
①投球障害肩(上腕骨近位骨端線離開)
②野球肘
③腰椎分離症
④オスグッド・シュラッター病
⑤扁平足がもたらす下肢のスポーツ障害
2.野球肘診断を受けよう

第7章 野球障害予防の心得
1.ウォーミングアップとクールダウン
2.体調管理:疲労と熱中症

ストレッチの考え方
エクササイズ

おわりに

【監修紹介】
山本智章(やまもと・のりあき)
新潟リハビリテーション病院院長。長野県屋代高校出身。新潟大学医学部卒(1985年)・医学博士。日本スポーツ協会公認スポーツドクター、新潟県野球連盟 副会長、新潟アルビレックスBBチームドクター、新潟アルビレックスBC チームドクター。

一般社団法人野球障害ケア新潟ネットワーク
新潟県内の整形外科医、リハビリスタッフなどの医療従事者で構成され、野球障害を防ぐためにさまざまな活動を行っている。

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