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2019-06-18

【ボクシング】WBAスーパー世界ライトフライ級戦 京口はKOに絶対の自信。ナコーンも好調アピール

あす19日、千葉・幕張メッセで行われるWBAスーパー世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦の前日計量が東京ドームホテルであり、チャンピオンの京口紘人(ワタナベ)、挑戦者の同級10位タナワット・ナコーン(タイ)とも1回でリミット(48.9キロ)をクリアした。

写真上=計量を終え、挑戦者ナコーン(左)と向かい合うチャンピオン京口

秤の上で進化した肉体を誇示する京口

 王者・京口はライトフライ級リミットを100グラム切る48.8キロでパス。普段から体重管理は徹底しているとはいえ、「やっと計量が終わったなという気持ち。いつもどおりにリカバリーして、明日に備えたい」と、ホッとした表情を浮かべた。

「いつもと変わらず、特に気負いもなくリラックスできている。コンディションもいい状態に仕上がっていると思います」

 今回のテーマは「絶対に倒します」と京口は改めてKOを宣言。「中盤までには倒せると思う」と言い、「下馬評で圧倒的に有利と言われる試合ほどプレッシャーはあるが、それ以上に自信がある。この相手につまずいていてはダメ」と揺るぎない自信を見せた。

ナコーンも笑顔でリミットをクリアした

 挑戦者ナコーンは200グラムアンダーの48.7キロ。「(減量は)問題ない。いいコンディションだ」とこちらも好調をアピールした。当日は3、4キロ上げてリングに上がるつもりという。京口のKO宣言を聞かされると「KOはさせない。逆に自分が倒されないように気をつけた方がいい」と、カウンターを返した。

 ムエタイではルンピニーのミニマム級とライトフライ級を含め8本のベルトを持っているという26歳のサウスポーは、ベビーフェイスに似合わぬ豊富な格闘キャリアの集大成をこの一戦で見せようとしている。

文◎藤木邦昭
写真◎山口裕朗

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