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2023-02-24

ソフトボール女子元日本代表監督の齋藤春香氏が花巻東高監督に就任

2008年の北京五輪で金メダルへと導いた齋藤春香氏が、花巻東高女子ソフトボール部の新監督に就任することが決まった (写真=花巻東高等学校提供)

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花巻東高(岩手)の女子ソフトボール部の新監督に、齋藤春香氏の就任が決まった。2月22日に同校で記者会見を開き、齋藤氏は「身が引き締まる思い」と背筋を伸ばすと「常に上を目指したいです。今いるメンバーに期待を持って、選手の皆さんを信じて信頼して取り組んでいきたい」と抱負を語った。本格的な指導は、今年4月から開始する予定だ。

 1970年生まれ。弘前中央高(青森)出身で、在学中は国体で4強進出。高校卒業後は実業団・日立の主砲として活躍し、96年アトランタ、2000年シドニー(銀メダル)、04年アテネ(銅メダル)と3大会連続で五輪に出場した。 04年から監督兼選手、翌05年から日立ソフトウェア(当時)の監督就任。06年からは日本代表監督に就任し、08年の北京五輪では悲願の金メダルへと導いた。

 11年に日立製作所を退社後は、出身地・青森の弘前市教育委員会でソフトボール普及に努め、日本ソフトボール協会常務理事、日本オリンピック委員会理事を歴任した。19年に日立サンディーバの監督に復帰し、21年からはシニアアドバイザーとして後進の指導に情熱を傾けてきた。

 齋藤氏が高校の女子ソフトボール部の監督を務めるのは今回が初。ソフトボール競技における東北勢初の日本一、世界で活躍する人材の育成が期待される。また、同校内の活動だけにとどまらず、東北地区の小、中学生のソフトボールのレベルアップ、普及活動も積極的に行っていくという。

  花巻東高女子ソフトボール部は18年のインターハイで8強進出。春の選抜大会10回、夏のインターハイ12回の出場を誇る強豪校として知られる。硬式野球部は春4回、夏10回の甲子園出場実績があり、09年春のセンバツでは準優勝を遂げた全国屈指の強豪校だ。卒業生にはメジャー・リーグで活躍する菊池雄星、大谷翔平らいる。「岩手から日本一」を目指している硬式野球部と同様、女子ソフトボール部も全国の頂点を目指した戦いが始まる。

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