6月24日、第3回FISUアメリカンフットボール大学世界選手権(中国・ハルビン市)の最終日、カレッジ日本代表はメキシコ代表と対戦し3対39で敗れた。日本代表は2勝2敗で全日程を終了し、前回大会に続いて3位に終わった。勝ったメキシコが3連覇を達成した。
この試合前に行われた米国対韓国戦で米国が勝ったため、日本は優勝の可能性が消滅していた。
第1クオーター、日本はメキシコの最初のオフェンスを3&アウトで抑える好スタート。直後の自陣からのオフェンスで攻撃でQB柴崎哲平(早稲田大学)からWR高津佐隼矢(法政大学)、WR廣吉 賢(立命館大学)へのパス、RB西村七斗(立命館大学)のラン、QB柴崎からWR佐藤凱輝(慶應義塾大学)へのパスで敵陣へ進んだ。さらにQB馬島臨太郎(法政大学)のパスや相手の反則などでレッドゾーンに侵入、K廣田祐(慶應義塾大学)の30ヤードフィールドゴール(FG)で先制した。
第1クオーターはメキシコを無失点に抑えた日本だったが、第2クオーター4分にメキシコQBララにショットガンから速いタイミングの6ヤードタッチダウン(TD)パスを、10分には32ヤードのフィールドゴール(FG)を決められ、3対10で後半へ折り返した。
日本は後半開始早々にインターセプトを喫し、ランTDを、第3クオーター4分にもランTDを許した。第4クオーター8分にはQBエドゥアルドからの52ヤードのTDパスを決められ、さらに残り2分を切った時間帯からLBアントニオがインターセプトリターンTD、2ポイントコンバージョンも決められた。
日本はメキシコに第1回大会から3連敗となった。
日本は、パスオフェンスでは155ヤードと、メキシコの151ヤードと拮抗したが、成功率は40%を切り、3インターセプトと乱調だった。ランは17ヤード対200ヤードと大きく離された。オフェンスのトータルヤーデージは172ヤード対351ヤードと倍以上の差をつけられた。
この試合の日本のゲームMVPには、DB荒尾亮汰(立命館大学)が選ばれた。
最終順位は、1位メキシコ(4勝)、2位アメリカ(3勝1敗)、3位日本(2勝2敗)、4位韓国(1勝3敗)、5位中国(0勝4敗)となった。
取材=日本アメリカンフットボール協会 撮影=日本協会公式フォトグラファー尾川清
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