上写真=日程、場所が正式に決まり、いっそう気合の入った表情の井上尚弥
WBA世界バンタム級チャンピオンの井上尚弥は16日午後、横浜市の大橋ジムで記者会見を開き、WBSS(ワールドボクシング・スーパーシリーズ)の主催者側からの発表どおり、WBSS準決勝となるエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)との一戦を5月18日にイギリス・グラスゴーのSEEハイドロで行うと発表した。この試合にはロドリゲスの持つIBFタイトルもかけられ、王座統一戦にもなる。
「ボクシング熱が高いイギリスで戦うのが楽しみ」と語る井上は、「(2度の世界戦をいずれも初回で終わらせた)去年のようなインパクトを残すのは大変だが、もっと違う意味でのインパクトを残したい」と語る。違う意味のインパクトとは、WBSSで優勝して真のバンタム級世界一を証明することに他ならない。だからこそ、ロドリゲスとどう戦うかが大切になる。
「ハイレベルな技術戦が楽しみ」と語る井上。大橋会長(右)、父・真吾トレーナーもロドリゲスの潜在能力を高く評価する
「ロドリゲスの前戦はあまり良くなかったが、それ以前の強さは素晴らしかった。南米のモンスターといってもいい。今回の井上との対戦はモンスター対決になる」という大橋秀行会長の発言を受けて、井上も続ける。
「年齢的にも同じ(試合の時点でともに26歳)、距離感も一緒。それにロドリゲスには日本人にはない角度のアッパー、フックもあります。一方的な展開ではなく、フェイントやカウンターを狙い合う、そんな水準の高い技術戦をやれるとしたら楽しみです」。
WBSS初戦で、ジェイソン・マロニー(オーストラリア)の追い上げに苦しんだロドリゲスだが、一時は「世代随一の素材」と評されたその戦力を軽視してはいない。ただ、自信はある。ロドリゲス対マロニー戦をリングサイドで観戦し、試合後にはリング上で向かい合ったときのことを語る。
「そのとき、ロドリゲスの視線に気持ちの弱さを感じました。自分なら、戦う相手にそういう目は見せません」
すでに沸き立つ闘志がひたひたと発言からあふれ出る。
その試合当日はWBSSスーパーライト級準決勝としてジョシュ・テイラー(イギリス)対イワン・バランチク(ベラルーシ=IBF世界チャンピオン)戦も行われる。グラスゴーのあるスコットランドでは絶大な人気を持つテイラーとのジョイントだけに、会場は爆発的熱狂、世界的な熱視線を集めるのは間違いない。
会見後、井上は世界挑戦経験も持つ元日本スーパーフライ級チャンピオン、石田匠(井岡)と4ラウンドのスパーリングを公開した。初回はジャブで距離を測りながらのビッグライト。2回はブロッキングを固めてプレッシャーを強める。3回は左フックで石田をひるませたあと、ボディ攻撃で追い込んでおいて、左ダブルを追い打つ。そして4回、左ジャブをジャストミートすると、あとは石田の間合いにあえて乗るなど余裕を見せて流す。テーマ性の高いスパーリングに、試合があってもなくても、365日すべてで強い尚弥をチラリと披露してくれた。
深く踏み込んで左リードをボディに伸ばす
強烈な左フックを石田の顔面に叩きつける
石田もインサイドからアッパーを突き上げるなど巧さを見せ、互いに実りある濃密な4ラウンドだった
文_宮崎正博 写真_本間 暁
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