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2018-06-15

日本代表が韓国に完勝  大学世界選手権、中国・ハルビン市で開幕

アメリカンフットボールの第3回大学世界選手権は6月14日、中国・ハルビン市で開幕した。日本代表は開幕日の第2試合で韓国と対戦し、32対0(悪天候によるコールドゲーム)で完勝した。

 

大学世界選手権【日本 vs 韓国】2TDと活躍した日本のRB川上=14日・中国ハルビン市で、日本アメリカンフットボール協会提供、撮影:Kiyoshi OGAWA

 日本は第1クオーター3分、RB高松祥生(関学大)の15ヤードタッチダウン(TD)ランで先制、同8分にはRB川上理宇(日大学)が13ヤードTDラン、2点コンバージョンも成功させて15対0とリードを広げた。同10分、副将のRB西村七斗(立命大)が9ヤードTDランを決めて22対0とした。第2クオーターには、K廣田祐(慶応大)のFG、RB川上のTDランで32対0とリードを広げた。
 第2クオーター残り2分41秒で雷雨のため試合が中断。両チームが協議した結果、双方の合意によって、そのまま試合終了となった。日本のディフェンスは、韓国オフェンスに1回もファーストダウンを許さず。パスを0ヤード、ランを−1ヤードに抑える完勝だった。

第1試合はアメリカが69-0で中国に完勝した。

日本は第2戦で6月16日午後5時から、中国と対戦する。

取材=日本アメリカンフットボール協会  撮影=日本協会公式フォトグラファー尾川清

大学世界選手権【日本 vs 韓国】日本のRB西村=14日・中国ハルビン市で、日本アメリカンフットボール協会提供、撮影:Kiyoshi OGAWA

大学世界選手権【日本 vs 韓国】日本のRB川上(#5)とWR高津佐(#81)=14日・中国ハルビン市で、日本アメリカンフットボール協会提供、撮影:Kiyoshi OGAWA

日本代表・米倉輝監督の話


--試合が途中で終了になったことに関して
即席チームなので1プレーでも多くすることでコンビネーションを深めたかった。一方、中1日で試合をするタイトなスケジュールからみると体力を温存できたことは大きなメリットだと感じている。
--選手について
RBは全選手を起用でき、TDを挙げることができた。西村はいいランが出せていたが、彼の実力はあんなものではない。次戦以降はより活躍することに期待している。QBはクオーターごとに出場選手を変えたが、田中を出そうとしていたところで中断になってしまった。次戦の中国戦では田中を多めに出すことも考えている。
DLはシリーズごとに交代出場させた。勝負には勝てていたものの、大きな差をつけることができなかったので今後の課題。
キッカー廣田の成果はキックオフでもスコアリングキックでも良い結果を残し、及第点だった。今日はパントキックがなかったが、そこでも活躍できる選手なのでメキシコ、アメリカ戦ではキーマンになるだろう。
WR佐藤はいい働きをしていた。ブレナン、高津佐がいる中で、佐藤の本番の強さは目を見張るものがある。
--反則について
今日のミーティングで原因の所在をはっきりさせ、次戦までに修正したい。

大学世界選手権【日本 vs 韓国】日本のRB西村=14日・中国ハルビン市で、日本アメリカンフットボール協会提供、撮影:Kiyoshi OGAWA

大学世界選手権の開会式=14日・中国ハルビン市で、日本アメリカンフットボール協会提供、撮影:Kiyoshi OGAWA

大学世界選手権【日本 vs 韓国】第2クオーター残り2分41秒で雷雨により中断した=14日・中国ハルビン市で、日本アメリカンフットボール協会提供、撮影:Kiyoshi OGAWA

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