【ボクシング】全日本新人王決定戦 12階級の優勝者コメント

写真上＝誕生した12人の全日本新人王たち。前列左からミニマム級～スーパーバンタム級、後列左からフェザー級～ミドル級
写真◎小河原友信

　第65回全日本新人王決定戦は23日、後楽園ホールで開催。ミニマム級からミドル級まで12階級で争われ、最優秀選手賞はフェザー級の竹本雄利（クラトキ）、技能賞はフライ級の湊義生（ＪＭ・加古川）、敢闘賞はスーパーライト級の遠藤健太（帝拳）が獲得した。東西対抗は６対６で引分となった。各級の試合結果は次のとおり。

★ミニマム級４回戦
○　竹田　　宙（Ｓ＆Ｋ）＝西軍
　 柴沼　直樹（ＫＧ大和）＝東軍
　　判定２－１（39対37、39対38、37対39）
竹田宙コメント「終わったときは負けたと思いました。相手もうまくて、自分の距離を取れなかった。最後は根性です。もっと上を目指します」

★ライトフライ級５回戦
○　亀山　大輝（ワタナベ）＝東軍
　 見村　徹弥（千里馬神戸）＝西軍
　　判定３－０（50対45、48対47×２）
亀山大輝コメント「ホッとしています。新人王に出るのは３回目。何がなんでも獲りたい気持ちでした。内容には納得してないので、もっと頑張ります」

★フライ級４回戦
○　湊　　義生（ＪＭ・加古川）＝西軍
　 荒川　竜平（中野サイトウ）＝東軍
　　ＴＫＯ３回１分44秒
湊義生コメント「（初回にダウンを奪われたが）気にしなかった。近い距離なら勝てると思っていた。会長、トレーナーの言うとおりに戦えた。今後はユースタイトルを狙いたい」

★スーパーフライ級４回戦
○　大橋　哲朗（真正）＝西軍
　 若木　　忍（北海道畠山）＝東軍
　　判定３－０（40対36×３）
大橋哲朗コメント「まだまだボクシング人生は続くが、この結果を出せて嬉しい。若木選手は怖かった。拳の一発一発に力強さを感じた。戦えて嬉しい」

★バンタム級４回戦
○　藤川　祐誠（Ｓ＆Ｋ）＝西軍
　　石川　春樹（ＲＫ蒲田）＝東軍
　　判定２－０（39対37×２、38対38）
藤川祐誠コメント「判定を聞くまではわからなかった。最後はセコンドに『気持ちで負けるな』と言われた。（ジム２人目の優勝に）ここまで来れたのは結束力です」

★スーパーバンタム級５回戦
△　英　　洸貴（カシミ）＝西軍
△　三尾谷昴希（帝拳）＝東軍
　　引分１－０（48対47、48対48×２）
　　※優勢点で英の勝者扱い
英洸貴コメント「新人王は通過点と言われていた。兄は５年前に負けている。素直に嬉しいが、こんな試合で申し訳ない」

★フェザー級５回戦
○　竹本　雄利（クラトキ）＝西軍
　 峯田　　光（帝拳）＝東軍
　　判定３－０（49対44、47対46×２）
竹本雄利コメント「峯田選手は強かった。勝てたのは運です。１ラウンドで（３度ダウン取り）終わったと思ったが、立ち上がった峯田選手に気迫を感じた」

★スーパーフェザー級５回戦
○　関島　優作（ＫＧ大和）＝東軍
　 太田　卓矢（とよはし）＝西軍
　　判定３－０（49対46×３）
関島優作コメント「いいパンチは当たったと思うが、正直、気持ちは太田選手の方が強かった。全日本新人王は次に進む通行手形。もっと上を目指して頑張ります」

★ライト級５回戦
○　橘ジョージ（協栄）＝東軍
　　石脇　麻生（寝屋川石田）＝西軍
　　判定２－１（48対47×２、47対48）
橘ジョージコメント「舞い上がって、しんどくて３日間眠れなかった。勝ったから、お肉を食べたい。今のままじゃランクすぐ落ちるから、練習頑張る」

★スーパーライト級４回戦
○　遠藤　健太（帝拳）＝東軍
　 岡田　翔真（姫路木下）＝西軍
　　ＴＫＯ２回40秒
遠藤健太コメント「良かったと思います。前の試合が振り回すだけだったので、取り返そうと思って、左のカウンターを練習してきました」

★ウェルター級５回戦
○　辻本　純平（帝拳）＝東軍
　 松井　敦史（薬師寺）＝西軍
　　判定３－０（49対45×３）
辻本純平コメント「最初のラウンドにダウンを取れて、そこから右を狙ってしまったのは、これからの課題です。全勝の相手に勝ててよかった」

★ミドル級４回戦
△　ワチュク・ナァツ（マーベラス）＝東軍
△　京原　和輝（久留米櫛間）＝西軍
　　引分０－０（38対38×３）
　　※優勢点でナァツの勝者扱い
ワチュク・ナァツコメント「（引分は）滅茶苦茶、複雑。すごい悔しいです。大振りになりすぎて、課題が結構見つかった。もっと練習して、次はＫＯ勝ちしたい」