※上写真=栗原を地元に迎えて戦う小林(右)と、2戦目でOPBFランカー谷口と戦う桑畑(左)。中央は枝川会長
9月に『WBC世界バンタム級指名挑戦者決定戦』で、井上拓真(大橋)に判定負けを喫したOPBF東洋太平洋バンタム級王者マーク・ジョン・ヤップの引退が9日、枝川孝・六島ジム会長から発表された。
ヤップの引退→王座返上にともない、空位となる同王座の決定戦が12月24日(月・祝)、大阪・住吉区民センターで行われることとなった。同級4位の栗原慶太(一力)と、7位のストロング小林佑樹(六島)が争う。
また、同日の前座カードとして、プロ2戦目となる桑畑凜生(六島)が、8月にOPBF東洋太平洋スーパーバンタム級13位の鯱ドラゴンズ 敬太(六島)を初回TKOに下し、OPBFランク入りを果たした(現在、バンタム級14位)谷口陽祐(奈良)と6回戦を行う。
現・OPBFスーパーバンタム級王者・勅使河原弘晶(輪島功一スポーツ)には屈したものの、その後復調した栗原は、右ストレートに威力のある好選手。
その栗原を地元・大阪に迎えて戦う小林は、今回がタイトルマッチ3度目の挑戦となる。2015年には山本隆寛(井岡=当時、OPBFバンタム級王者)に、2016年には敵地でキム・イェジュン(韓国=IBFアジア・スーパーバンタム級王者※同王座は日本未公認)にいずれも敗戦を喫している。
「“三度目の正直”でチャンピオンになりたい。相手は評価の高い選手ですが、自分のボクシングをして、強い気持ちで戦いたい」と小林。枝川会長も「栗原選手はKO率の高い強い選手で、関東で有名になっていると聞きます。まあ、(小林が)負けると思いますが、1%の可能性に賭けたい」と語っている。
なお、当日のセミファイナルには、前・日本スーパーフライ級チャンピオン久髙寛之(仲里)が登場。奥本貴之(グリーンツダ)に王座を奪われてからの復帰戦となる。試合は53.0kg契約で行う(対戦相手未定)。
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