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2023-06-01

【陸上】サニブラウンが東レとグローバルパートナーシップ契約を締結 東レユニホームを日本選手権でお披露目

東レとのグローバルパートナーシップ契約を締結したサニブラウン。写真右は日覺取締役社長(写真/東レ株式会社提供)

6月1日から始まる日本選手権を前に、オレゴン世界選手権の男子100mファイナリスト、サニブラウン・アブデル・ハキームが東レとのグローバルパートナーシップ契約締結を発表。共に「世界一を目指す」というメッセージを発信し、新たなスタートを切った。

日本選手権では「やってきたことをしっかりと出せれば」

高校卒業後にアメリカで大学進学、その後2021年にプロ転向を果たし、昨年までタンブルウィードTC所属で競技をしていた、サニブラウン・アブデル・ハキームが5月31日、4月1日付で東レとグローバルパートナーシップ契約を締結したことを発表。6月1日から行われる日本選手権で着用するユニホームもお披露目した。サニブラウンの所属も東レとなり、1日から開幕する日本選手権に出場する。

新ユニホームがお披露目された。日本選手権から着用する(写真/東レ株式会社提供)
新ユニホームがお披露目された。日本選手権から着用する(写真/東レ株式会社提供)

繊維やプラスチックなどをはじめとする基礎素材製品の製造、加工および販売を行う東レだが、母がスポーツアパレルのデザイナーだったことから、身近な会社だったとサニブラウン。今回、東レの環境問題への取り組みや社会貢献活動への取り組みにも共感し、契約締結に至ったというサニブラウンは、「競技でも競技以外でもお世話になってきた人たちに恩返しできるようなことができれば。これまでも行ってきた子どもたちの陸上教室も積極的に行っていきたい」と、日本を代表するアスリートとして、社会貢献活動に取り組む意欲を見せた。会見に出席した東レの日覺昭廣代用取締役社長も「現在行っているイベントに出席してもらえたら盛り上がるのでは」と前向きな姿勢を見せており、サニブラウンと共に「新たなるスポーツパートナーシップモデル」を構築し、「世界一を目指す」というメッセージを共有していく。

昨年の日本選手権以来、1年ぶりに国内のレース出場となるサニブラウンは、「ここまでやってきたことをしっかりやれば、結果もついてくる。日本で走れる少ない機会なので、良い走りをお見せできればと思う」とコメント。今大会での具体的なターゲットはないとしながらも、ラウンドごとに仕上げていく過程でタイムも狙うという。あくまでも狙うのは世界選手権決勝の舞台。3日に行われる予選、4日に行われる決勝でどんな走りを見せてくれるのか、楽しみだ。

 

文/編集部 写真/東レ株式会社提供

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