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2018-06-23

『第39回チャンピオンカーニバル』表彰式 最優秀選手はミドル級王者・竹迫

取材/船橋真二郎

 前年度に争われる『最強挑戦者決定戦』を勝ち抜いた選手や最上位選手が、チャンピオンにチャレンジする日本タイトルマッチ『チャンピオンカーニバル』──。
 その『第39回チャンピオンカーニバル』がミニマム級からミドル級までの12階級(バンタム級は行われず)で2月3日から5月15日まで開催され、6階級(3階級は王座決定戦)で新チャンピオンが誕生。6月22日の後楽園ホールで、四賞の表彰式が行われた。各賞受賞選手、および各選手のコメント、全カード結果は以下のとおり。

左から殊勲・矢田、技能・久我、最優秀・竹迫、敢闘・細川。豪快KO,衝撃のKOを飾った猛者たち

【最優秀選手賞】
ミドル級・竹迫司登(ワールドスポーツ)

【技能賞】
スーパーバンタム級・久我勇作(ワタナベ)

【敢闘賞】
スーパーライト級・細川バレンタイン(角海老宝石)

【殊勲賞】
ウェルター級・矢田良太(グリーンツダ)

【最優秀選手賞】
竹迫司登
「歴史あるチャンピオンカーニバルの中で選ばれて光栄です。賞金(30万円)の使い道ですが、バレンタインさんが28万円の靴を買われたということで、僕も28万円の靴を買おうと思います。僕は2日にノンタイトル戦をやったんですけど、その中で課題がいろいろ見えました。まだまだ伸びしろいっぱいだと思っています。次の試合は10月か11月に計画していますが、次も必ず倒して勝ちます!」

【技能賞】
久我勇作
(『和氣戦、頑張れよー!』の声がかかって、笑顔)「僕も本当はMVPが欲しかったんですけど、これだけ強いチャンピオンがいる中で技能賞に選ばれて、嬉しく思います。次は7月27日、後楽園ホールで和氣慎吾選手との試合が決まっています。必ず盛り上がる試合になりますので観に来てください。必ず勝って、僕が世界チャンピオンになります!」

【敢闘賞】
細川バレンタイン
「すごく嬉しいです。ただ実は試合が終わったときに『バレンタイン、絶対にMVPだよ』って言われました。賞金は30万円と聞きましたので、MVPになることを期待して、28万円のプレミアのついた靴を勝っちゃいました。でも、いいんです。敢闘賞という賞はあなたは勇気があるという賞です。今日の4回戦を見ててもわかりますよね?本気の人間、ふたりがぶつかり合えば、心が震えるんです。勇気が必要なんです。次の試合は、相手は未定ですが、12月1日に予定しています。これに勝って、来年のカーニバルMVPにつなげたいと思います」

【殊勲賞】
矢田良太
「こんばんは!浪速のターミネーター、矢田良太です。殊勲賞に選ばれて、ホンマに嬉しいです。この賞をもらえたのは、強い有川(稔男)選手とどっちが倒れてもおかしくない試合をして、倒して勝ったからだと思います。自信が確信に変わりました! 僕は後楽園ホールが好きです。今まで3回やって、全部勝ってます。次は8月11日に地元の枚方で初防衛戦をします。これに勝って、また後楽園ホールに戻ってきたいと思いますので、浪速のターミネーターをよろしくお願いします! サンキュー!東京!」

ミニマム級※王座決定戦(4月22日・神戸芸術センター)
○小野 心(ワタナベ=2位)
●平井亮輝(千里馬神戸=1位)
判定3-0(96対95、97対92、97対94)
  
ライトフライ級(4月14日・エディオンアリーナ大阪第2競技場)
○久田哲也(ハラダ=チャンピオン)
●板垣幸司(広島三栄=1位)
判定2-1(96対95、97対94、94対96)

フライ級(3月3日・カルッツかわさき)
○黒田雅之(川崎新田=チャンピオン)
●長嶺克則(マナベ=1位)
判定3-0(96対93、95対94、96対94)

スーパーフライ級※王座決定戦(4月14日・エディオンアリーナ大阪第2競技場)
○久髙寛之(仲里=2位)
●翁長吾央(大橋=1位)
判定2-0(95対95、97対9、97対95)

バンタム級
※1月20日に予定された王者・赤穂亮(横浜光)対1位・鈴木悠介(三迫)戦は、赤穂の体調不良により中止。赤穂返上にともない、4月12日に1位・鈴木と2位・村中優(フラッシュ赤羽)で王座決定戦が決まったが、鈴木が練習中に負傷しキャンセル。カーニバル対象外として、奇しくも表彰式と同じ6月22日の後楽園ホールで2位・村中と3位・齊藤裕太(花形)の間で決定戦が行われるはずだったが、今度は村中が体調不良で中止。王座は空位状態が続いている。

スーパーバンタム級(3月27日・後楽園ホール)
○久我勇作(ワタナベ=チャンピオン)
●小坂 遼(真正=1位)
KO1回2分13秒

フェザー級(4月7日・後楽園ホール)
○源 大輝(ワタナベ=1位)
●大橋健典(角海老宝石=チャンピオン)
TKO7回1分12秒

スーパーフェザー級(2月3日・後楽園ホール)
○末吉 大(帝拳=チャンピオン)
●大里拳(大鵬=1位)
TKO8回2分25秒

ライト級(2月8日・後楽園ホール)
○吉野修一郎(三迫=チャンピオン)
●斉藤正樹(TEAM 10COUNT=1位)
TKO1回2分36秒

スーパーライト級(5月7日・後楽園ホール)
○細川バレンタイン(角海老宝石=チャンピオン)
●デスティノ・ジャパン(ピューマ渡久地=1位)
TKO7回1分21秒

ウェルター級(4月16日・後楽園ホール)
○矢田良太(グリーンツダ=1位)
●有川稔男(川島=チャンピオン)
TKO8回58秒

スーパーウェルター級※王座決定戦(5月15日・後楽園ホール)
○新藤寛之(宮田=1位)
●丸木凌介(天熊丸木=2位)
判定3-0(95対94、95対94、95対94)

ミドル級(3月3日・カルッツかわさき)
○竹迫司登(ワールドスポー=1位)
●西田 光(川崎新田=チャンピオン)
TKO1回1分32秒

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