写真/山口裕朗 Photos by Hiroaki Yamaguchi
すでに発表されているWBA-IBF世界ライトフライ王座統一戦、WBA王者・田口良一(ワタナベ)vs.IBF王者ミラン・メリンド(フィリピン)、IBF世界ミニマム級タイトルマッチ、王者・京口紘人(ワタナベ)vs.挑戦者カルロス・ブイトラゴ(ニカラグア)が行われる12月31日(日)、東京・大田区総合体育館のカードに、WBO世界フライ級タイトルマッチ、王者・木村翔(青木)vs.挑戦者1位・五十嵐俊幸(帝拳)も追加!
中国最大のボクシング・スター、北京&ロンドンオリンピック・ライトフライ級金メダリストのゾウ・シミンを11回TKOに下し、大金星の王座奪取を果たした木村に、元WBC同級王者・五十嵐が挑む。
ゾウを破った木村、アマチュア時代、ゾウに2戦2敗の五十嵐。プロ叩き上げの木村に対し、アマチュア全日本王者、アテネ五輪日本代表など輝かしいアマチュア成績を残してプロ入りした五十嵐。ひたすらにグイグイと前進を続けるファイタースタイルの木村と、華麗なフットワークを駆使してスピードを生かすスタイルの五十嵐……。
何かと対照的な両選手の攻防は、なかなかにして興味深い。
「僕が遊んでいるときに、五十嵐選手は練習に取り組んでいたわけですから……」と、過去の実績の差を表す木村だが、「でも、プロになってからは関係ない。こちらは“雑草魂”で泥臭くいきます。僕は僕のボクシングを貫けばKOできると思う。死に物狂いで獲ってきたベルトなので、誰にも渡したくない」と決意は固い。
一方の五十嵐は、2012年7月にソニー・ボーイ・ハロ(フィリピン)を破ってWBC王者となったが、2013年4月に2度目の防衛戦で八重樫東(大橋)に大差判定で敗れて陥落。過酷な減量もあったため、一時はスーパーフライ級での王座復活を期していたが、「自分の武器はやっぱりスピードだと認識したし、普段、57kgくらいに保っておけば、フライ級でも戦える」と、かつて慣れ親しんだクラスへ戻り、4年半ぶりの世界挑戦にこぎ着けた。
「一時はスピード主体のアウトボクシングだったけれど、どの距離でも戦えるので、臨機応変に対応したい。木村選手は精神力が強いので、気持ちを折らないよう。最終的にはスタミナと精神力の戦いになるでしょう」と、こちらも覚悟を決めている。
「ゾウ・シミンを倒した男」というわけで、中国、香港、台湾では抜群の知名度を誇る木村だが、日本国内では、「たまに声をかけられる程度」。だから、「大晦日という注目度の高い舞台で戦えるのは、顔を売るチャンス」とニヤリ。「1日でも長くチャンピオンでいたいし、いまは来年の『オールスター感謝祭』の赤坂マラソンに出るのが夢(笑)。森脇(健児)さんに勝ちたい!」と、記者陣、そして中継担当のTBSスタッフを笑わせた。
まだまだハングリー精神旺盛の王者・木村と、世界復帰を求めて牙を研いできた五十嵐。
熱い戦いが繰り広げられそうだ。
木村、五十嵐を挟んで、左から有吉将之・青木ジム会長、安河内剛JBC本部事務局長、当日のプロモーターも務める日本プロボクシング協会長の渡辺均・ワタナベジム会長、浜田剛史・帝拳ジム代表
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