写真/山口裕朗 Photos by Hiroaki Yamaguchi
9日(日本時間10日)、アメリカ・カリフォルニア州スタブハブ・センターのリングで本場アメリカデビュー戦に臨んだWBO世界スーパーフライ級チャンピオン、井上尚弥(大橋)。
1ラウンド開始直後に放った左ジャブに、挑戦者7位・アントニオ・ニエベス(アメリカ)はその威力に驚き、そして早くも険しい表情を浮かべた。
この一撃で、試合の趨勢は決まってしまったのかもしれない。ニエベスは、尚弥の打ち終わりをとらえようと時折、ビッグパンチを振るったものの、これを“ジャパニーズ・モンスター”はひらりひらりとことごとくかわす。攻撃力だけでない、彼を“モンスター”たらしめるもう一つの“太い幹”である。
「初回からフルで行く!」と公言していたとおり、尚弥は明らかに早い回でのKOを狙っていた。徐々にプレスを強めていくと、ニエベスはすっかり貝のようにガードを固め、下がる一方に。
それでも打ってこないニエベスを、尚弥は攻めて攻めて攻めまくった。ガッチリガードの両サイド、あるいはど真ん中とパワーパンチを散らしてぶっ叩き、5ラウンド、一瞬のスキを突いて、左フックをみぞおちへ──。ニエベスはあえなくキャンバスにしゃがんでしまった。
辛くも立ち上がったニエベスだったが、その表情からは、怯えしか見てとれない。以後は、いっそう逃げ回り、尚弥は業を煮やして「来い!」とグローブをかざしてアピール。
結局6ラウンド終了と同時に、ニエベス・サイドは棄権を申し出て試合終了。
会見で「70点」と自己評価した尚弥。だが、「倒されまい」というボクシングへシフトしてしまった相手を倒すのは難しい。本人は衝撃的なKOシーンを披露したかった様子だが、攻防においてハイレベルなボクシングを示しただけでも、十分に合格点だろう。
長らくライバルとして対戦を望んできたもう一人の“怪物”ローマン・ゴンサレス(ニカラグア/帝拳)は、メインイベントに登場して、衝撃的なKO負け。
尚弥はスーパーフライ級にとどまるのか、それともバンタム、スーパーバンタム級へとクラスを上げていくのか──。
いずれにしても、今後も本場のリングに立ち、スーパーファイトに参戦していく、そんな期待感を抱かせる“デビュー戦”となった。
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