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2020-05-09

モチベーション維持に鳥内前監督がアドバイス。「前年の試合のビデオをみんなで見返す」

関西学大アメフト部前監督の鳥内秀晃氏と元ラグビートップリーグ選手の現役プロコーチである二ノ丸友幸氏によるWEBディスカッション『今だからこそスポーツを考えよう』〜今、家で何やるねん!?〜が、5月9日(土)に開催された。

トレーニングからチームビルディングまで

 WEBディスカッションは、スポーツビジネスを展開するMGスポーツ株式会社が、新型コロナウイルスの感染拡大により苦しんでいる高校生や大学生、その父母のために開催された。

 学生アスリートを代表して山田康策さん(京都大ラグビー部主将)、三輪侑史(神戸大ラグビー部主将)、富田輝(大阪大アメフト部主将)、福原海瑠(岡山大アメフト部主将)が出演し、鳥内氏と二ノ丸コーチに質問をぶつけた。

 チームのモチベーションを維持することに苦慮しているという学生の質問に対して、鳥内氏は「練習ができないのは、仕方がないこと」としつつ、次のように答えた。

「去年の試合をどれか絞って見返す。このプレーはどうすれば良かったか、その時どのように考えてプレーしたのか、と話し合う。そうすればいろいろな観点からみんなで振り返ることができる。そこからトレーニングのイメージ作りができるはず。それはリモートでもできるし、モチベーションも保てるのでは」

上段左から山田さん、富田さん、鳥内さん、司会の市川さん、二ノ丸コーチ、三輪さん、福原さん

 この時期にやるべきトレーニングは? という質問に二ノ丸コーチは、ラグビーだからアメフトだからという概念を取っ払ってみることも必要として、次のように答えている。

「今までやっていなかったようなことに取り組む。必ず毎日掃除をするとか、必ず毎日料理をするとか、何か自分でルーティーンを作り、それをコロナが開けるまで続ける。習慣化を身に付けて後に繋げていくのも良いのではないか」

 学生たちの「どんなトレーニングをするべきか」「指導者は4回生にどんなことを期待するか」「負けている時にどんな声かけをしたらいいか」「印象に残っている試合はどれか」など、目標設定やコミュニケーションなど、チームビルディングに関する質問に、2人の指導者は丁寧に答えた。

 鳥内氏と二ノ丸氏による 「家でできる思考トレ講義対談」と「学生とのオンラインディスカッション」は、下記のYou Tubeで全てを観ることができる。

関学アメフト部前監督 鳥内秀晃氏 と 元ラグビートップリーグ選手の現役指導者二ノ丸友幸氏による 「家でできる思考トレ講義対談」と「学生とのオンラインディスカッション」

www.youtube.com

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