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2020-03-05

【BBMカードコラム #2020-04 ルーキーエディション】サブセット「Early Days」で過去のドラフトの結果を振り返る

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BBMカードの編集担当が制作に関する思いを綴る、この連載。今回は毎年人気のベースボールカード「Rookie Edition」のサブセット「Early Days」を紹介します。企画カードの1枚にもたくさんの情報が詰め込まれているのです。

現役選手の入団時の写真も新鮮


 その年の新人選手全員を収録した「Rookie Edition」カードのサブセット「Early Days」では現役選手を12球団から1名ずつピックアップして、その選手の入団時の写真と現在のプレー中の写真を重ねてデザインしています。

 今回紹介するのはソフトバンクの松田宣浩で、今から15年前、2005年の年末に撮影させてもらった写真になります。

 現在の同選手はヒゲがトレードマークになっているので、ヒゲのないツルツルの顔の写真はなかなか新鮮ではないでしょうか。2005年というと、ホークスの親会社がダイエーからソフトバンクに代わった年でもあるのですが、そこから現在までユニフォームのデザインがそのまま不変ということにも驚かされます。

 このカードの裏面には松田選手と同期入団の選手たちの通算成績が掲載されており、これがまた興味深い結果となっているのです。この当時のドラフトは高校生と大学・社会人とで別々に行われていたのですが、この年のホークスの高校生組と大・社組の成績が好対称をなしていて、これにも驚きます。

 高校生では荒川雄太、大西正樹、大田原隆太、川口容資の4名が入団したものの、この4人がそろいもそろって「一軍公式戦出場なし」。しかしこの分を大・社組のプラスで十分補えてしまえるほどの成功となったのです。

 希望枠の松田は昨年までに1638安打、274本塁打でゴールデングラブも8度、さらに5位指名で18年まで現役だった本多雄一は1289安打、342盗塁で盗塁王も2度と活躍。1度のドラフトでレギュラー選手を2人輩出しただけでも大成功と言えますが、6位の柳瀬明宏も中継ぎで218試合登板とよく投げました。また、3位の藤岡好明も中継ぎや谷間の先発などをこなし、昨年までに333試合、22勝で今季もDeNAで現役を続けています。

 カード裏面を読み込むと「〇〇選手は▽▽選手と同期入団だったのか」「この年は下位指名の□□選手が成功したな」などといった発見があると思いますので、お楽しみいただけましたら幸いです。

No.110 松田宣浩(ソフトバンク) おもて

No.110 松田宣浩(ソフトバンク) うら

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