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2018-04-22

LIXILがBULLSに大勝 2018パールボウル開幕

アメリカンフットボールの「Xリーグ」は4月21日から富士通スタジアム川崎で、春季シーズンが開幕。東日本社会人選手権「パールボウル」トーナメントの1次リーグ戦が始まった。第1試合のLIXILディアーズ―BULLSフットボールクラブは、LIXILが53-0でBULLSに大勝した。

【LXIL vs BULLS】第1クオーター、LIXILのDE平澤がBULLSのRB猿渡をロスタックル

LIXILディアーズ〇53-0●BULLSフットボールクラブ

LIXILは先発したQB高橋遼平が第1クオーター4分にWR小川悠樹に19ヤードのパスを決めて先制タッチダウン(TD)。高橋は第2クオーターにも田邊翔一、永川勝也のと2人のWRにTDパスを決めて前半を20-0とリードした。後半に入っても手を緩めず、第4クオーターにはWR前田直輝のキックオフリターンTDや、LB天谷謙介のインターセプトリターンTDで得点を積み重ねた。チーム初の米国人選手、デリック・ブライアントが加入したディフェンスも、BULLSオフェンスを合計52ヤードに封じ込んだ。

【LXIL vs BULLS】第2クオーター、LIXILのQB高橋からのパスを捕球したWR田邊が右ライン際を走り抜いてTD

【LXIL vs BULLS】第1クオーター、LIXILのWR永川がアウトサイドのパスをキャッチして走り17ヤードをゲイン

◇初の米国人選手ブライアントがデビュー

LIXILとしては初の米国人選手、LBデリック・ブライアントが公式戦デビューした。4-3隊形のMLBとして、2.5タックルを挙げた。プレーとしては同じLBの天谷(インターセプトリターンTD)、安藤彬(2QBサック)のような派手さはなかったが、オーバーリアクションせずに冷静に中央を守って、堅実ながらスピードあふれる守りを見せた。


ブライアントはNCAADiv.2インディアナポリス大出身。2016年の4年生時に121タックル、3.5QBサックを挙げて、オールカンファンレンスに選ばれ、NFLでのプレーも夢見たが、果たせなかった。英会話教室の講師として来日した後で、知人の紹介でLIXILのトライアウトを受けた。日本でアメフットをやっていること自体を知らなかったという。

DE平澤徹は「とにかく速い。ボールキャリアーをずっと見ていて、いきなりドーンと行く感じ。僕らのサインにもマッチしているし、すごく勉強熱心でコミュニケーションもしっかりとれている」と話す。

富永一ヘッドコーチはブライアントについて、試合のブランクがだいぶあった(約1年半)ので、動きはもっと良くなっていくし、身体的にもパワーアップしていくとみている。

(文・写真/小座野容斉)

【LXIL vs BULLS】MLBとして、冷静なプレーを見せたLIXIL初の米国人選手ブライアント(中央)

【LXIL vs BULLS】LIXILを率いて2年目となる富永一ヘッドコーチ

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