アメリカンフットボールの関東学生リーグ・ビッグ8は、12月2、3日に最終第7節を迎えた。2日に富士通スタジアム川崎で2試合、3日に東京・調布市のアミノバイタルフィールドで2試合、計4試合が行われ、2日は桜美林大学が24-12で東海大学を、一橋大学が21-0で東京学芸大学を破った。3日は国士舘大学が38-7で駒澤大学を、横浜国立大学が19-7で東京大学を破った。
この結果、今季の順位は以下の通りとなった。
1位:横浜国大(6勝1敗、勝ち点18)
2位:桜美林大(5勝2敗、勝ち点15、順列2)
2位:国士舘大(5勝2敗、勝ち点15、順列3)
4位:東京大(4勝3敗、勝ち点12、順列4)
4位:東海大(4勝3敗、勝ち点12、順列5)
6位:駒澤大(3勝4敗、勝ち点9)
7位:一橋大(1勝6敗、勝ち点7)
8位:東京学芸大(0勝7敗、勝ち点0)
トップ8とのチャレンジマッチには、横浜国大、桜美林大の2校が出場、2部A・B両ブロックとの入れ替え戦には、東海大、駒澤大、一橋大、東京学芸大の4校が回ることになった。
【横浜国大 vs 東京大】冷静なクオーターバッキングでチームを勝利に導いた横浜国大のQB福岡
【横浜国大 vs 東京大】東大を破ってビッグ8で1位、チャレンジマッチ出場を決めて喜ぶ横浜国大の選手たち
前節まで5勝1敗の横浜国大、4勝2敗の東京大、国士舘大、東海大、桜美林大という5チームが上位にひしめく大混戦。甲子園ボウル東日本代表決定戦の後、3日午後4時半から始まったレギュラーシーズン最終戦、横浜国大対東京大の一戦で、チャレンジマッチ、そして入れ替え選出場チームが決まることになった。
東京大は勝てば、チャレンジマッチ出場が決まる。その場合、もう1校はこの日の第1試合で駒澤大に快勝した国士舘大となる。5勝1敗で一歩リードしている横浜国大は勝利すれば、単独1位でチャレンジマッチ、その場合のもう1校は桜美林大となる。しかし、敗れれば4校が5勝2敗で並び、直接対決の勝敗からチャレンジマッチへの道が断たれてしまう。
互いに譲れない対戦は、横浜国大が先制した。QB福岡和弥からWR柘植貴大へ7ヤードのタッチダウン(TD)パスが決まる。東京大はポイントアフタータッチダウン(PAT)をブロックして6点に抑える。しかし東京大は次のオフェンスシリーズ、自陣内で痛恨のファンブルロスト、再び横浜国大に得点のチャンスを与えてしまう。QB福岡はゴール直前でランを繰り返した後、サードダウン残り4ヤードから絶妙なプレーアクションパスをTE山下哲史に決めた。横浜国大はPATでは2ポイントコンバージョンに失敗し、12-0となる。
直後の東京大のオフェンス、QB伊藤宏一郎から、WR深澤隆一郎へのアウトサイドスクリーンが見事に決まり、深澤が71ヤードを走ってTD、7対12と追いすがった。しかし、結果的にはこれが東京大の最初で最後の得点となった。
横浜国大は、後半に入って、ランが効果的に出るようになった。最初のオフェンスシリーズを、RB伊東大樹の力強いランで前進すると、QB福岡がキーププレーでエンドゾーンに飛び込み12点差とした。東京大は、焦る点差ではなかったが、後半も勝負所でターンオーバーやミスが続いた。サードダウンコンバージョン1/8、フォースダウンギャンブル0/2と、プレーの確度と球際の強さを欠いた。エースQB松下嶺の負傷でシーズン途中から先発となった2年生の伊藤が最後までリズムをつかめなかった。
昨年は7戦全勝、ビッグ8の1位でチャレンジマッチを決めながら、日体大に敗れた東京大。日本代表のヘッドコーチ(HC)も務めた歴戦の知将・森清之さんをHCに迎えて、トップ8への再挑戦だったが、開幕4連勝の後に3連敗と崩れ、厳しく辛いシーズンエンドとなった。
一方の横浜国大は前年に続くチャレンジマッチ出場となった。前年は明治大に力負け、今季は心中期すものがある。トップ8への道は開けるか。桜美林大はビッグ8に昇格1年目でチャンスをつかんだ。1980年台は1部が指定席の名門チーム。「学園創立100周年となる2021年までに、甲子園ボウルを制覇して大学日本一の座に着く」という目標のためには、勝たなければならない戦いとなる。
2部との入れ替え戦に回る4校のうち、東海大は順列で5番目となったため、4勝3敗と勝ち越しながらの出場となった。
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