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2017-12-04

日大が34回目の甲子園ボウル決める。関学大と29回目の対戦

アメリカンフットボールの全日本大学選手権決勝「甲子園ボウル」の東日本代表校決定戦、日本大学対東北大学の一戦が12月3日、東京都調布市のアミノバイタルフィールドで行われ、日大が77-17で東北大に圧勝して、3年ぶり34回目の甲子園ボウル出場を決めた。日大は12月17日、阪神甲子園球場で、西日本代表の関西学院大学と学生日本一の座をかけて対戦する。日大と関学大の対戦は、同ボウル史上最多の29回目となる。

【日大 vs 東北大】この試合のMVPとなったQB林はパス102ヤード、1TD、ランで45ヤードと順調な仕上がりを見せた.jpg

【日大 vs 東北大】第1クオーター2分、エースRBウィリアムのランで先制TD.jpg

日本大学〇77-17●東北大

日大が力の差を見せつけた。第1クオーター2分、エースRBウィリアム・デレク・アキラのランで先制タッチダウン(TD)、7分にもウィリアムのランでTD、10分にはQB林大希が右にロールしてWRクック立志にTDパスを決めるなど、3シリーズ連続でオフェンスがTDを挙げた。東北大は第2クオーター3分、LB長竹広大のフィールドゴールで反撃するが、日大は直後のキックオフでWR桑原司が91ヤードのリターンTD、5分には、LB宮川泰介がパントを弾き、浮いたボールをキャッチしたLBモーゼス・ワイズマンがリターンTDを決めるなど、キッキングで得点を重ね、42-3で後半へ折り返した。

日大は後半に入っても、林から代わった2年生QBの室井正道をパスを中心に攻撃の手を緩めず、TDを重ね続けた。東北大は、第3クオーターにQB長谷部祥太の64ヤードラン、第4クオーターRB久下直也のランで計2TDを返すのがやっとだった。

日大はランで13回、パスで15回ファーストダウンを更新。合計で598ヤードを奪った。この試合のMVPとなったQB林がパス7/8で102ヤード、1TD、ランで45ヤードと順調な仕上がりを見せた。リーグ戦では出番が少なかった、昨年のU19日本代表QBの室井がパス12/18で209ヤード、2TDと実戦で結果を残したのも好材料となった。ランでは2年生RB中野直樹が8回96ヤード2TDと活躍した。

(取材・撮影/小座野容斉)

【日大 vs 東北大】第1クオーター、日大QB林大希からのパスをジャンプして好捕するWR林裕嗣。1年生同士のホットラインが開通した.jpg  

【日大 vs 東北大】第1クオーター、日大DB米田が東北大QB長谷部のパスをインターセプト

【日大 vs 東北大】第1クオーター7分、日大がRBウィリアムのランでTD

【日大 vs 東北大】第2クオーター、日大LB宮川が東北大廣中のパントを弾き、LBワイズマンのリターンTDにつなげる

【日大 vs 東北大】第4クオーター10分、東北大RB久下がエンドゾーンに飛び込んでTD

【日大 vs 東北大】3年ぶりに甲子園ボウル出場を決めた日大の選手たち

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