
埼玉県を扱う映画がヒットし、埼玉県出身の実業家、渋沢栄一が新紙幣の顔になるなど、にわかに埼玉県が注目されています。埼玉県出身の関取三人はどのように感じているのでしょうか。
※写真上=埼玉県出身関取が埼玉ポーズ。左から大栄翔(朝霞市)、北勝富士(所沢市)、阿炎(越谷市)。
撮影◎椛本結城(本社写真部)
何故いま埼玉なのかー。巡業の合間に、埼玉県出身の関取三人(大栄翔、北勝富士、阿炎)に集まってもらい「埼玉郷土愛」について、語ってもらいました。
やっぱり埼玉って「ダサイかも」と口を揃えながら、同じ出身であることに共感する部分もあるようでした。「ダサイ」の語源については、東京都民が埼玉県民を「だって埼玉だから」と表現したものが略されたという説や、タレントのタモリが「ださいたま」と言ったのが広まったなど、諸説あるようです。
大栄翔は、朝霞市出身の有名人について問われると、迷わず同級生だった「土井杏南さん」と答えました。土井さんは100mの中学記録を持つ短距離選手。埼玉栄高校から大東文化大学に進学しました。埼玉栄高校といえば、多くの力士を輩出している名門校。大栄翔と北勝富士は同校相撲部出身。阿炎は千葉県の高校に進学しましたが、「打倒埼玉栄に燃えていました」と自らの高校時代を振り返りました。
思えば、子供の頃から県内の相撲大会で顔を合わせて、一緒に大きくなってきた三人。埼玉談義で盛り上がり、あっと言う間に2時間半が経過。最後には、埼玉県出身横綱も、幕内最高優勝さえも未だ出ていない相撲界の状況に、埼玉の同世代ライバルとして「切磋琢磨して頑張ります」と誓いました。目指せ!埼玉県民悲願の優勝、そして初横綱へ。
このトークの様子は「相撲」5月号(5月7日発売)で詳しくお伝えします。
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