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2017-09-22

オービックがノジマ相模原を完封 勝負所でボールを奪う

Xリーグは9月17日、富士通スタジアム川崎で、第2節のオービックシーガルズ対ノジマ相模原ライズの一戦が行われ、オービックが14-0でノジマ相模原を破って、今季初勝利を挙げた。

【オービックvsノジマ相模原】勝敗の分かれ目となった、第3クオーターオービックゴール前の攻防。あと1ヤードを取りに行ったノジマ相模原QBガードナーのボールをオービックDB砂川(右)が弾き出す。リカバーしたのがLB寺田(左)

オービック〇14-0●ノジマ相模原

台風18号の影響で、昨年に続いて雨中の対決となったが、オービックディフェンスが勝負所で4ターンオーバーを引き起こしてボールを奪い、ノジマ相模原を完封した。

オービックは、第1クオーター9分に、QB菅原俊が自らボールを持って走り先制のタッチダウン(TD)。第2クオーターには、ノジマ相模原のパワーバック、シオネ・ホマのランなどで77ヤードを進まれながら、レッドゾーンに入った地点でQBデビン・ガードナーのパスをDEケビン・ジャクソンがインターセプトし、前半を7-0で折り返した。

オービックは第3クオーター冒頭のオフェンスシリーズで、ノジマ相模原陣に攻め込むと、RB望月麻樹が11ヤードを走ってTDを挙げリードを広げる。14点差を追いかけるノジマ相模原はガードナー、ホマのランに、WR八木雄平へのパスを交えて80ヤード以上をドライブし、オービックゴール前まで攻め込んだ。特にショートヤーデージでのホマのランが止まらない状況で、TDは防ぎきれないかと思われた。しかし、このドライブの11プレー目、タックルされながらゴールまで1ヤードと迫ったガードナーのボールをオービックDB砂川敬三郎が弾き、値千金のファンブルフォース。LB寺田雄大がリカバーして、またも攻撃権を奪った。ノジマ相模原は第4クオーターにも60ヤードをドライブしながら、最後はパスが通らずに得点ならず。

オフェンスの獲得ヤードは、オービック219に対し、ノジマ相模原は270、ファーストダウンも、オービック14に対し、ノジマ相模原が18と上回ったが、ターンオーバーはノジマ相模原の4回に対し、オービックはゼロ。雨中のボールセキュリティ―でオービックが上回ったことが勝負を決めた。

(撮影/取材:小座野容斉)

【オービックvsノジマ相模原】第3クオーター4分、11ヤードを走ってTDを決めたオービックRB望月

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