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2017-09-19

IBMが圧勝 エリアリーグ出身の新人・伊藤が大活躍

Xリーグは9月17日、富士通スタジアム川崎で、第2節のIBMビッグブルー対明治安田ペンタオーシャンパイレーツの一戦が行われ、IBMが52-0で明治安田を破って、開幕2連勝とした。

【IBM vs 明治安田】第2クオーター6分、IBMのRB伊藤(隆)が64ヤードを走り切ってTD。ルーキーの伊藤は関東学生エリアリーグの東京経済大(現在は3部)出身だが、トップ校や米国人選手が集まるIBMの中で輝きを放っている

IBM〇52-0●明治安田

IBMが圧勝した。下位「バトル9」のチームとは言え、ディフェンスを中心に堅固なフットボールを展開する明治安田を完膚なきまでに破った。

台風18号の影響による雨中の試合ということもあり、IBMはランを中心に試合を組み立てた。主軸の末吉智一は先制タッチダウン(TD)、高木稜も第2クオーターにインサイドから外に持ち出して41ヤードを快走するなど2TDを記録した。しかし、この試合で最も目立ったのはルーキーRBの伊藤隆貴だ。第3クオーターには64ヤードのTDを決めるなど、16キャリーで174ヤードを走った。伊藤は東京経済大出身で無名の存在。同大は現在は3部だが、伊藤が在籍していた時代は、さらにその下のエリアリーグだった。末吉・高木というXリーグ屈指のRBコンビに、立命大出身でWRとしてもプレーできる鈴木恵多、さらに伊藤と、IBMのRBユニットは充実の一途をたどっている。

QBでは、ケビン・クラフトに次いで岸村恭吾が出場した。岸村は、高校時代は大産大高でクリスマスボウル優勝、関大に進学後は同学年の石内卓也(現パナソニック)とツインQBとして活躍した。政本悠紀が9月5日のオービック戦で負傷して、この日は出場できなかったので、岸村に出番が回って来た。46ヤードのパスを決め、ランでもTDを奪った。

次節はノジマ相模原ライズとの対戦。ライズの地元開催(相模原ギオンスタジアム)ということで、アウエーでの厳しい戦いが待っている。

(撮影/取材:小座野容斉)

【IBM vs 明治安田】第1クオーター9分、IBMのRB高木が41ヤードを走り切ってTD

【IBM vs 明治安田】第3クオーター途中から登場したIBMのQB岸村

【IBM vs 明治安田】雨の中笑顔を絶やさず応援するIBMのチアリーダー

【IBM vs 明治安田】雨の中、懸命に応援する明治安田のチアリーダー

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