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2017-09-05

東京ガスが地上戦で警視庁を制圧

 Xリーグは9月4日、東京ドームで、第1節の東京ガスクリエイターズ対警視庁イーグルスの1戦が行われ、東京ガスが、ラン316ヤードと「地上戦」で警視庁を圧倒し、32-6で今季の初戦を飾った。

【東京ガス vs 警視庁】第4クオーター1分、東京ガスのQB徳島がこの試合4本目のTDを決める

東京ガス 〇32ー6● 警視庁

警視庁イーグルスのストロングポイントはなんと言っても強靱なフィジカルにある。イーグルスのメンバーは第9機動隊員で構成され、通常から厳しい鍛錬を重ねている。戦術面では劣っていても肉体の強さでは負けないという自負がさまざまな局面で顔を見せるのが警視庁のフットボールだ。
しかし、この日は、板井征人・新ヘッドコーチが作り上げた強い東京ガスの前にお手上げとなった。序盤から東京ガスのOLが警視庁DLを圧倒し続けた。正確で強固なゾーンブロックで切り開いた穴を、東京ガスのRBが思うがままに進んだ。
東京ガスのプレー選択はオフェンス全55プレー中、46回がラン。エースRB尾花史高の17回104ヤードを筆頭に9人が計316ヤードを記録した。レッドゾーンに入ってからは、QB徳島秀一のランが冴えた。負傷で春シーズンは全休した徳島だが、リードオプションからのスピードあふれる走りで4TDを決めた。タイムオブポゼッションは、警視庁の19分35秒に対し東京ガスが28分35秒。東京ガスオフェンスは最後まで一度もパントを蹴らなかった。
ディフェンス陣もフィジカルで警視庁オフェンスを上回った。反則ではない通常のタックルで、警視庁の選手が倒れて起き上がれずインジュアリータイムアウトを取るシーンが目立った。
板井新体制で初戦からファンダメンタルの強さを見せ付けた東京ガス。上位チームとの対戦が楽しみとなったきた。

(撮影・取材:小座野容斉)

【東京ガス vs 警視庁】第1クオーター、東京ガスのRB尾花が力強いランでゴールに迫る

【東京ガス vs 警視庁】第1クオーター6分、東京ガスQB徳島が先制のTD

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【東京ガス vs 警視庁】第3クオーター、東京ガスのLB吉岡がパスをインターセプトして指を突き上げる

【東京ガス vs 警視庁】東京ガスオフェンスはラン46回で316ヤードと、地上戦で警視庁を圧倒した

【東京ガス vs 警視庁】第4クオーター、交代出場した警視庁のQB斎藤を、東京ガスの新戦力DTエルビーがタックル

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