Xリーグは9月3日、富士通スタジアム川崎で、第1節のノジマ相模原ライズ対BULLSフットボールクラブの1戦が行われ、ノジマ相模原ライズが84-0でブルズに圧勝した。
ノジマ相模原 ○84―0● ブルズ
ノジマ相模原がオフェンス、ディフェンス、キッキングのすべてでブルズを圧倒した。試合開始のキックオフでブルズはオンサイドキックを試みるが、ノジマ相模原のDB佐久間徹があっさりとボールを確保すると、そのままエンドゾーンまで走り切って、開始わずか7秒で先制タッチダウン(TD)を挙げた。ノジマ相模原は2年目のQBデビン・ガードナーがパスで3TD,ランで3TDを挙げる活躍。パスの3本はいずれもWR八木雄平に決めており、新ホットライン誕生をうかがわせた。
前半で56点をリードしたノジマ相模原だが、後半も手を緩めなかった。ガードナーに代わってQBに入った藤本亮が3TDをパスで決めた。藤本はパスを11回投げて10回成功、成功率90.9%で151ヤードという、ほぼ完ぺきなパフォーマンス。QBを評価するパサーズレーティングでは、点数が出にくいNFL方式で換算しても158.33という満点をたたき出した。ノジマ相模原は、ガードナーが喫した1インターセプトとゲーム終了時のドライブを除き、オフェンスの全ドライブをTDに結び付けた。
ノジマ相模原の注目の新米国人選手、RBシオネ・ホマは5キャリーで9ヤード、DLマリオ・オジョムリアは3タックルと、数字上は目だった働きを見せなかった。
ブルズのオフェンスは試合開始から5回のオフェンスドライブのうち、4回でターンオーバーを喫するなど、ノジマ相模原ディフェンスに歯が立たず、前半の獲得距離は50ヤードに届かなかった。後半に入って、何度かファーストダウンは更新したが、得点には結びつけられなかった。
(撮影・取材:小座野容斉)
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