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2017-08-27

立命館大が桃山学院大に38-7 米倉監督インタビュー

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シーズンの初戦、立命館大学は38-7で 桃山学院大学を下した。桃山学院大の健闘があったとはいえ、覇権奪還を目指す立命館大にとっては、納得のいく試合とはならなかった。試合直後に行われた米倉監督の会見の模様をお伝えする。

試合後、選手に語りかける米倉監督

(報道陣の前に歩み寄ると、質問より先に語り始めた)

米倉 桃山学院さんのパフォーマンス、桃山さんの選手がすごくよかったなというのが、まず、率直に思ったことです。タイトエンド(TE)の87番の選手(中山)もしかり、クォーターバック(QB)の選手(浅野)もしかり、攻守のラインしかり、ランニングバック(RB)しかり、ディフェンスバック(DB)もそうです。桃山学院さんが(1部に)上がってこられて、非常にいいパフォーマンスをされているなあというのが、第一印象です。

 さきほど(チーム)全体にも言ったとおりで、「あほかお前ら、何もできとらへんじゃないか」と言うつもりはなく、今、これが現状だと思っている。これを一切言い訳なく、今の自分たちの力ということで向き合う。それをつぶしていくのは練習しかない。合宿を終えた時点で総括したのは、うちは力がないここから死に物狂いで頑張っていかなかったら優勝にはたどりつかない。そういう点では、何もブレていないし、変わっていません。この間、チーム内でしか争っていなかったわけですが、初めて外のチームと争って、現状が本当によく分かったと思うので、等身大に向き合ってやっていってほしいと思います。

 個別にいうと、ランニングバックの立川は、1年生としては期待どおりの仕事をしてくれた。1対1のところでブレークしたロングゲインもほしかったということはあるのですが、彼の持ち味は出してくれたと思います。5番の永見はスピードに期待して、レシーバーからコンバートしたのですが、まだちょっと重いタックルに慣れていなかったので、ボールセキュリティのまずさを見せてしまっている。これは、反省材料です。

 レシーバーの近江、木村和喜、彼らは非常にいいパフォーマンスを見せてくれた。ぐっと伸びてキャッチをしてくれた。近江は実績もありますし、当然だと思いますが、木村は一発、いい仕事をしてくれたと思っています。

 ディフェンスに関しては見た通りで、(桃山学院大のオフェンスが)見たことがないプレーだったので、いろいろできなかったのが現状。それは間違いがない。現状にしっかりと向き合ってやってほしい。単純に筋力がないとか、技術がないとか、アサイメントの理解がないとか、そういうことをすべて含めて、現状がこれだと思う。まあ、やり甲斐がある状態です。

――ディフェンスで出ていない選手は…

米倉 島野、加藤(ともにLB)は、いつも出ているのですが…。あと、ノーズガード(NG)の木保。彼らはそれほどシリアスなケガではないので、次かその次くらいには間に合うと思う。

――課題にされていたライン戦は…。

米倉 ラインが弱い立命館はチームが弱い。それは、間違いないことです。そういう意味では伸び代しかないので非常に楽しみです。

サイドラインで戦況を見つめる米倉監督


――オフェンスラインに1年生を入れていますね。

米倉 彼(福永)は、アンダー19の日本代表として中国に一緒に行ったときから、「こいつはええなあ」と思っていた選手です。個別にプレーを見てみないとわかりませんが、スナップは一定以上に安定したことができていました。もう1人、柳生という選手が春は出ていました。そのあたりを含めて競い合ってほしい。今のままでは、京大さん、関大さん、関学さんのディフェンスラインに通用するとはとても思えない。

――昨日の京大を見て、ちょっと…。

米倉 予想通りです。もう少しパスで崩すのかと思っていたら、ラン、ラン、ランで。関大さんのランディフェンスがちょっとだったのかなと思うのですが、間違いなく京大は強い。ディフェンスラインの、自分はオフェンスライン出身なのでディフェンスラインに目が行ってしまうのですが、あの2枚、草野君と植村君に関しては、関西、いや日本の学生でもトップレベルの力量をもっているなあというのが、素直な印象です。

 最近の京大さんのオフェンスラインの印象は、もちゃ~もちゃ~という印象だったのですが、昨日はシンプルなプレーでした。QBドローもありましたけど、ゲインしていたのはラインが、RB、あるいはQBの田中君と一体になって、思い切ったいい動きをしていたからです。昨日のレシーバー陣は、ボールが手についていませんでしたが、本来は大きいタイトエンド(TE)、QB、レシーバーを含めて、そこ(パスオフェンス)が一番いいだろうなあと我々は思っている。かみ合いだしたら強いですよ、間違いなく。

――立川君はこれから上位チームと対戦します。伸び代はあると思いますが…。

米倉 あれだけ大きいですからね。大きくて筋力があって、スピードも一定以上あるので、相手からしたら西村…。西村ももう、次かその次くらいには、いけると思う。関学大の橋本君ほどのスピードはありませんが、橋本君よりごついと思うので、非常に楽しみですね、立川は。

――もともとはどこのポジションだったのですか。

米倉 もともとRBです。高校(大阪産大附)ではフルバック(FB)をやったり、QBをやったり、パンター(P)をやったり。何でもできるので、なかなか器用なんですよ。

先発し22回のキャリーで135ヤードを獲得、3TDを記録した1回生RB立川 撮影:佐藤 誠

――(エースRBの)西村君は今日の段階では試合に出られる状態ではなかった?

米倉 今日も試合前練習はやらせています。たぶん、1つのプレーだったらできるんですよ。太りすぎて(笑)。今、何プレーか使ったら、すぐに息があがるという感じです。

――練習をできない間に太ってしまったという感じですか。

米倉 よくおわかりだと思いますが、フットボーラーは、練習をしなくなったら太るじゃないですか。それでも贅肉ではなく、上半身に筋肉もついてきました。たぶん、85kg以上あるのではないでしょうか。最近、さすがに彼も危機感を感じていると思います。夏合宿は走りまわっていたのですが…。1プレーだけだったら、最高の切れ味を見せてくれると思います。

――西村君の次は立川君と…。

米倉 見ていただいたように、全然、タイプが違います。西村はスペシャルな選手だと思っています。立川が今の時点で西村より上にいくということはあり得ない。西村にいつから戻ってくるのかと聞いても、判で押したような答えしか返ってこないと思います。私が報道陣への対応をレクチャーしてきましたから(笑)。まあ、今フル(コンディション)かといえばそうではないのですが、ゆっくりと考えています。

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