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2017-03-01

オービックのQBニューハイゼルと畑が引退

 オービック・シーガルズは2月28日、2016年のシーズン限りで引退した選手を発表した。

 QB畑卓志郎(関西学院大学、14年加入)、ジェリー・ニューハイゼル(UCLA、16年加入)、OL長井寛幸(立命館大学、15年加入)、WR高崎慎(関西大学、14年加入)、DB丸山雄大(日本大学、12年加入)の5人だ。

 注目は、やはり2人のQBの引退だ。昨年加入したばかりのニューハイゼルは、カレッジ通算87勝の実力派コーチだった父リックさんの後を追って、母国でコーチ修行の道に踏み出すことになった。UCLA時代の恩師でもあるノエル・マゾーニ攻撃コーディネーターが昨シーズンからテキサスA&M大に移籍し、ニューハイゼルもその元でアシスタントとして働くことが1月に決定していた。

 関学大時代に、4連覇のオービックを最も苦しめた畑も、チームを去る。攻撃に上手くはまったときは、ランでもパスでも高い能力を発揮したが、ビジネスマンとしての多忙さに加え、攻撃コーディネーターが毎年入れ替わる不運もあった。

 ベテラン菅原俊だけとなったQB陣。新たな米国人QBにどのような人材を獲得するのか、4年ぶりの王座奪還を目指すオービックの動向から目が離せないことになりそうだ。

(小座野容斉)

テキサスA&M大学でアシスタントとしてコーチ修行に入るため現役を引退したQBジェリー・ニューハイゼル。写真は昨年10月23日の対IBM戦で=撮影:小座野 容斉 (Yosei Kozano)ー 場所: 富士通スタジアム川崎

QBでは畑卓志郎も引退した。パスだけでなく走力にも優れ、相手ディフェンスを翻弄した。写真は昨年9月18日の対明治安田戦=撮影:小座野 容斉 (Yosei Kozano)ー 場所: 富士通スタジアム川崎

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