『サッカークリニック』に掲載しているランデル・エルナンデス・シマルさんの『スペイン流の考えるトレーニングⅧ』。その翻訳者である岡崎篤さんにスペインのトレーニング風景を紹介してもらっていますが、今回は2017年5月号のテーマである「複合アクション・後編」(掲載メニューとは若干の違いあり)です。
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モデルは2005年生まれ(11歳)
■「4対2」
進め方:長方形のグリッドを2つ(エリアAとB)に分け、境界線上にゲート・ゴールを3つつくる。攻撃側は境界線を越えること、さらに最も深い位置にいる選手(AかB)へのパスを目指す。そのパスに成功したら攻撃方向を反転させる(ボールのあるエリア内では「3対1」となる)。ただし、「ゲート①と③はドリブル通過」、「ゲート②はパスかドリブル通過」とする。通過できたら両サイドの選手(AとC)はエリア移動していい。守備側は、1人(1)は積極的にボールを奪いに行けるが、残りの選手(2)は境界線上を横にだけ動ける(ドリブルやパスのコースを消す)
「5月号で紹介した練習からルールを少し変更しました。2人いるディフェンダーのうち、1人はグリッド内でプレッシャーをかけ、積極的にボールを奪えるようにしたのです(掲載した練習では守備の選手は2人とも境界線上を横に動くだけだった)。この設定にしたほうがリアリティーは増すと考えたからです」(岡崎)
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