3月16日(土)から19日(火)まで、佐賀県佐賀市で開催されている『第37回全国高等学校女子ソフトボール選抜大会』。18日は3回戦、準々決勝が行われ、ベスト4が決定した。
※創部1年目から9年連続出場を続ける昨年の覇者・創志学園。連覇なるか
写真◎上野弘明
文◎古江美奈子(ソフトボール・マガジン
左上のブロックを勝ち上がったのは金沢(石川)。浜松市立(静岡)との3回戦は投手戦を繰り広げ、0対0のままタイブレーカーに突入する熱戦を展開した。2対2で迎えた延長14回、4点を勝ち越してようやく逃げ切り。準々決勝では勢いそのままに、初回から先制に成功し、埼玉栄(埼玉)を5対0で破って初のベスト4進出を決めた。
続いて左下のブロックは初出場の北九州市立(福岡)が勝ち上がった。2回戦から登場すると、下妻第二(茨城)を5対0、帝京安積(福島)を2対1で破り勢いづく。準々決勝では清水ヶ丘(広島)を相手に、先制した1点を守り抜いて完封勝利を収めた。バッテリーを中心とした堅い守備を武器に、「初出場初優勝」を目指す。
右上のブロックを勝ち上がったのは創志学園(岡山)。藤村女子(東京)との1回戦を3人の継投により1対0で勝利すると、八戸聖ウルスラ学院(青森)には8対1でコールド勝ち。3回戦では長崎商業(長崎)に2対1、準々決勝では千葉経済大附(千葉)に4対0で勝ち駒を進めた。創部1年目から9年連続出場を続ける昨春の覇者が、3年連続優勝を狙う。
最後に右下のブロックは兵庫大附須磨ノ浦(兵庫)。昨年のインターハイ優勝を経験しているエース和田凛を中心に戦い抜いてきた。3回戦の高崎健康福祉大高崎(群馬)戦、準々決勝の岐阜女子(岐阜)戦ともに1対0と、緊迫した試合を制する力は今年も健在。奇しくも準決勝の相手は昨年の春夏と同じ創志学園だ。過去2試合はどちらも3対2で1勝1敗。明日の一戦から目が離せない。
明日の準決勝の組み合わせは、金沢×北九州市立、創志学園×兵庫大附須磨ノ浦。熱い戦いに注目したい。
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