※日本女子リーグ決勝トーナメントに出場する注目選手たち
写真◎上野弘明、黒田史夫、矢野寿明
11月17(土)~18日(日)、明治神宮野球場にて『日本女子リーグ決勝トーナメント』が開催される。出場チームは、トヨタ自動車、ビックカメラ高崎、豊田自動織機、太陽誘電。全4チームの今季リーグ戦の戦いぶりを振り返りつつ、決勝トーナメントでの注目選手を紹介していこう。
昨季は、リーグ2位で決勝トーナメント進出も準決勝で太陽誘電に敗れ、2009年から続けてきた総合2位以上の記録が途切れた。再出発となった今年は、前半戦を10勝1敗の1位で折り返すと、2位のビックカメラ高崎と1勝差の20勝2敗でリーグ優勝に輝いた。
今季の成績を振り返ると、エースのモニカ・アボットが、リーグトップの防御率0.23、12勝をマーク。打線は四番の山崎早紀がリーグ最多打点(23打点)をたたき出し、打率の10傑には、塚本智名(.432/1位)、鈴木鮎美(.415/2位)、長﨑望未(.348/8位)が名を連ねる。充実の投打で2年ぶりVを狙う。
昨季はリーグ優勝を果たすと、勢いそのままに決勝トーナメントも制して2年ぶり11度目の総合優勝に輝いた。今年は、トヨタ自動車に次ぐ19勝3敗のリーグ2位で決勝トーナメントへ。
投手陣には日本代表の上野由岐子、濱村ゆかり、中野花菜、勝股美咲が名を連ねる。日本代表で四番を打つ山本優は最多本塁打(7本)を記録し、打率10傑にも山本(.377/5位)、市口侑果(.353/7位)、中西舞衣(.339/9位)がランクイン。盤石の体制で連覇に挑む。
一昨年、22年続いていた決勝トーナメント進出の歴史が途切れたが、昨季はリーグ4位で2年ぶりに決勝トーナメント進出。結果は総合4位に終わったものの、名門復活への新たな一歩を踏み出した。そして今年、13勝9敗の3位で決勝トーナメント行きを決めた。
特に秀でた成績を残した選手はいなかったものの、投手ではアメリカ代表のケイラニ・リケッツ、野手では日本代表の洲鎌夏子を中心に、総合力で勝ち上がってきた。ミッシェル・スミス、髙山樹里という豪華投手陣を擁して戦った2007年以来の優勝を目指す!
Bクラスが定位置だったが、2014年に7年ぶりに四強入りを果たすと、16年、17年は2年連続で総合2位と大躍進。しかし今年は、スタートダッシュに失敗。後半戦で追い上げを見せて4位に滑り込んだ(12勝10敗)。
日本代表で二刀流の藤田倭(防御率2.12/5本塁打)&尾﨑望良(防御率1.14)が投打でチームを盛り立て、同じく日本代表の河野美里(打率3.88)、原田のどか(6本塁打)らも好成績を残した。一発勝負のトーナメント、4位からの下剋上ももちろんあり得る。
果たして優勝に輝くのはどのチームか。日本女子ソフトボール界最高峰の戦いに注目だ!
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