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2018-07-15

ソフトボール 『カナダカップ応援日記』(1)

※笑顔で映る女子GEM2日本代表のメンバー
写真◎Derek Guscott

 カナダで開催されている『カナダカップ ショーケースゴールドトーナメント』に参戦中の女子GEM2日本代表(U16)の模様を、現地在住記者のガスコット清美(Kiyomi Guscott)さんがお届けする『カナダカップ応援日記』。好評だった昨年に続き、今年も日本選手団の活躍の模様をお伝えしていきます。今回は、開幕前に行なった地元チームとの練習試合のお話です。(ソフトボール・マガジン編集部)

初日は地元チームと練習試合

 現地時間で7月12日の昼頃にバンクーバーに到着した女子GEM2日本代表。バンクーバー在住の私も日本から帰って来るたびに時差ボケに悩まされるのだが、選手たちも慣れない異国の地で、それと戦いながら朝から練習に励み13日の午後6時から行われる練習試合に向けて準備をしていた。

試合前、リラックスムードの選手たち

会場入りする選手たちとバットガールのクロエちゃん

 対戦相手は地元カナダのWhite Rock Renegades 02。練習試合ということもあり、試合前の選手たちはリラックスしたムードに見えたのだが、緊張なのか疲れなのか調子がなかなか上がらない。それに加えて先発投手、山下千世(浜松市立高)の投球時の足の運びに審判から注意が入り、山下はペースを乱されてしまった。

先発投手の山下。この経験を、これから始まる本戦に生かす

 3回裏に1点を先制されながらも、日本も何度かチャンスをつくるものの点に結びつかない、もどかしいゲーム展開に。結果、0対1に終わり残念ながら白星スタートとはいかなかった。試合後、先発の山下に話を聞くと、「日本ではOKなルールが海外ではダメで、気持を引きずってしまって相手に流れを持っていかれてしまった」と語っていた。国際試合ではありがちなルールの違い。こういったことも経験しながら彼女たちは世界と戦っていくのだ。

 試合後は、勝っても負けても仲良く笑顔で記念撮影。実は私、この場面が一番好きだ。片言の英語と日本語とジェスチャーを駆使して、あっという間に仲良しになってしまう。彼女たちの笑顔が国際試合の本当の意味を教えてくれている気がする。

試合後は仲良くみんなで記念撮影。良い笑顔だ

文◎Kiyomi Guscott

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