スポーツトレーナーの木村友亮さんによるソフトボール・マガジンの連載、「うまカラ!~うまくなるカラダをつくろう!~」。
この連載では、実際のプレーに結び付くトレーニングを紹介して、ソフトボールがうまくなるカラダづくりを目指していきます。
ソフトボール・マガジン2018年1月号に掲載している連載第4回は、第1回から続くバッティング向上のための身体づくりです。
前回までは通常のバッティングに必要な動きを強化するトレーニングを紹介しましたが、今回は「スラップ打法」のためのトレーニングを紹介しています。
スラップとは、主に左打者が行うソフトボール特有の打ち方です。打席内で前に出ながら逆方向にたたき付けるようなゴロを打ち、インパクトと同時に走り出して内野安打を狙うのが、最も一般的な形です。
よくあるダメな例は、一塁に走り出すことを意識し過ぎて、身体の開きが早くなってしまうものです。
また、動きながら打つことで目線が上下にぶれやすくなる例も、多く見られます。
こうなってしまうと、バットにボールを当てること自体が難しくなり、スラップの利点を生かせません。
今回は、これらの失敗を防ぐための練習法を紹介します。
下の動画は、「ボールタッチ&ダッシュ」というトレーニングメニューです。
2人一組になり、パートナーに投げてもらったボールを左手で逆方向に転がして走ります。マークの位置は、バッターボックスの前方とみなします。
ボールは軽いものであれば何でも構いませんが、ギリギリまで引き付けて、弱く転がしましょう。
ポイントは2つ。一つ目は、動き出しからインパクト、そして走り出すまでの間、上体を浮かさずに重心を低くすること。そうすることで、目線が安定します。
もう一つは、身体を開かないように右腕を身体の正面に伸ばしておくこと。身体を開かない感覚がつかめたら、右腕を下ろして行いましょう。
より詳しいトレーニングの意義や、そのほかのメニューなどは、発売中のソフトボール・マガジン1月号を、ぜひご覧ください!
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