
『東アジアカップ』で優勝に輝いた日本代表は今朝、青森県弘前市を出発。明日、6月23日(金)から開催される『日米対抗ソフトボール2017』の決戦の地・仙台に到着すると、14時過ぎからの公式練習で汗を流した。第1戦、第2戦の会場となる宮城県仙台市のシェルコムせんだいは、人口芝のドーム型球場。選手たちは、バッティング、ノックと次々とメニューをこなしながら、グラウンド状況等も確認した。
会見で宇津木麗華監督は、「2020年東京オリンピックという大きな目標がある中で、どうやって成長していくか。いいスタートを切りたい」とコメント。先の東アジアカップでは、全選手を起用し若い力を試しながらの戦いとなったが、この日米対抗もまた、先を見据えながらの戦いが予想される。特に上野由岐子に次ぐ投手陣の育成は最重要課題とあって、今大会には現役高校生の勝股美咲(多治見西高)、22歳の岡村奈々(日立)など若手投手を多数選出。ハイレベルなアメリカの打者を相手に、少しでも多くの経験を積みたいところだ。
宇津木監督とともに会見に出席した主将の山田は、「昨年の世界選手権決勝で敗れた相手。1戦1戦本気で戦わなければ勝てない」と、明日への決戦に向けて気を引き締め直した。また、上野も「アメリカの怖さはパワー。日本にはないバッティングをしてくるので、そこに気を付けながら投げていきたい」とアメリカ戦に向けて意気込みを語った。
一方、アメリカのケネス・エリクセン監督は、「アメリカのスピード、エキサイティングでダイナミックなプレーを感じてほしい」と一言。「マークしている選手は?」と聞かれ、上野由岐子、山田恵里、日本には素晴らしい選手がたくさんいる」と答えた。日本のHondaでプレー経験のあるバレリエ・アリオトも「ライバルである日本と対戦できるのをワクワクしている」と笑顔を見せた。
昨年、日本が2勝1敗と勝ち越したこの日米対抗、今年はどのような結果が待ち受けているのか。明日からの3連戦に注目だ!

フィールディング練習でリラックスした様子を見せる上野

東アジアカップで最優秀投手賞に輝いた勝股。アメリカ戦を前に「自分の力がどれだけ通じるか楽しみです」

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決戦を前に握手を交わした宇津木監督(左)とエリクセン監督
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