関東高校アメリカンフットボールは、10月4日(日)から、東京都大会が始まる。新型コロナウィルス感染症(COVID-19)拡大を受けて、大会の形式やルールも様変わりした。
トーナメント参加は17校で、25チーム(6校による合同2チーム含む)・29校が参加した、昨年大会から大きく減った。このトーナメントは、三回戦のベスト4を決めて終了となり、ベスト4が関東大会へ進出する。
大会のローカルルールとして、キックオフが無くなり、前後半の開始時と得点後は、リターンの権利を持つチームが自陣25ヤードからのオフェンスとなる。キックチームが、オフェンスを続けたい場合は、オンサイドキックの代わりとして、自陣25ヤードから4thダウン15ヤードのオフェンスを行う。
キックオフをやらない特別ルールは、安全面の配慮だ。どこのチームもコロナ禍で練習量が足りないため、負傷のリスクを少しでも減らす狙いがある。同様のルールは、米国の新興プロフットボールリーグ、AAFで実施され、NFLでも導入を検討されたことがある。
開催日は決まっているが、グラウンドと試合時間は公表されない。保護者も含め、無観客で開催されるためだ。
関東大会への出場は、東京都大会から4校、神奈川県大会から2校、SIC(埼玉、茨城、千葉)+新潟(1校が合同チームに参加)大会から2校、静岡県大会から1校の9校となる。関東大会は11月に行われ、勝者が、12月に開催される全国高校選手権・クリスマスボウルに進出する。
なお、東京都では、トーナメントに参加しない高校による、3年生の引退試合、年明けの新人戦も予定されているという。
東京都大会の組み合わせ

神奈川県大会の組み合わせ

SIC大会の組み合わせ
