BBM写真部員が担当してきたこの連載ですが、今回はラグビーマガジン編集部所属女性フォトグラファーが担当します。
はじめまして！『ラグビーマガジン』での仕事を中心に、ラグビー撮影を続ける松本かおりです。日々、撮影であちこちお邪魔しているなかで、現在発売中の11月号に載せきれなかった写真をご紹介します。
文・撮影／松本かおり
大学ラグビー開幕！ 10月4日、ついに大学ラグビーのシーズンが開幕しました。
9月25日に発売したラグビーマガジン11月号では、それに合わせて大学ラグビー大特集。必携の写真名鑑も付録でついていますが、私もいくつかの大学に伺いました。まずは上の写真、早稲田大学ウィングの古賀由教選手。なんとも爽やかですね。本誌ではステップを切ってもらったものを掲載。こちらはその合間の休憩中、ただ立っているだけなのに絵になります。
続いて、昨季の入替戦で勝利し今季A復帰の立教大学。
主将の北山翔大選手（左）、副将の相良隆太選手（右）です。
2020年9月4日＝埼玉・立教大学志木グラウンド Canon EOS-1DX MarkⅡ 16-35mm f5 1/1250 ISO250 さきほどの古賀選手もそうですが、地面に這いつくばって撮っています。
迫力を出すために、「私のことは踏んでもかまいません」とお願いしているのですが、そういうことはあまりありません。が、このときは何度か蹴られたよう（笑）。躊躇せずに協力してくださった二人に感謝！
2020年9月5日＝茨城・筑波大グラウンド Canon EOS-1DX MarkⅡ 24-70mm f7 1/800 ISO250すごい腕の太さ！こちら今季から筑波大学のスクラムコーチに就任した榎真生（えのき・まお）さんです。
2年前にNECを退団し、トップレベルは引退されましたが、現在もBIG BLUESという社会人チームに籍を置く現役選手です。筑波大グラウンドに現れたとき、誰よりデカかった。
練習を指導するところも撮影。
2020年9月5日＝茨城・筑波大グラウンド Canon EOS-1DX MarkⅡ 70-200mm f3.2 1/800 ISO200榎さんがスマホで撮影したスクラムの動画を選手たちと見ているところなのですが、大男たちが、小さな画面を覗き込むシーンは、好きな場面の一つです。
今度は女子！一つのチームを取り上げる特集には、青森県の八戸学院大学女子ラグビー部が登場。大学の最寄り駅はJR八戸線「鮫」駅。読み方はそのまま「さめ」です。
改札を出るとすぐ、大きく口を開いた鮫のオブジェが見えます。思わずパチリ。誌面ではモノクロだったので、カラーで。
2020年9月9日＝青森・八戸市JR鮫駅 Canon EOS-1DX MarkⅡ 16-35mm f5 1/800 ISO200誌面ではわりといいところに使っていただいていたので驚きました。
でも理由を聞いて納得。女子ラグビー部の愛称が「レッドシャークス」だからなんですね。誌面では横一列に並んで走るみなさんが載っています。
チーム取材での集合写真などは、何パターンか撮らせていただくことが多いのですが、こちらには掲載されなかったものを。ジャージーが鮮やかな赤で綺麗なんです。
2020年9月9日＝青森・八戸学院大学 Canon EOS-1DX MarkⅡ 16-35mm f7.1 1/320 ISO3200大学構内に入った時に、ここの並木はよさそうだと思い、ここに決めました。
2020年9月9日＝青森・八戸学院大学グラウンド Canon EOS-1DX MarkⅡ 70-200mm f2.8 1/400 ISO800こちらは記者の方が立ち話のような感じでインタビューしているとき。インタビューでは70-200mmのレンズを使うことが多いです。もう暗くなりかけていますが、木漏れ日をバックに。8人ほどの選手にお話を伺い、いろんなエピソードも、こんな素敵な表情の写真も、載せきれないほどたくさんありました。
次ページ >
