監修/海老久美子(管理栄養士、公認スポーツ栄養士)

※写真上=りんごとショウガの葛湯
写真◎ベースボール・クリニック

◎ドリンク

<材 料>(球児1人分)
・りんご……1/4コ
・ショウガ……小一片(好みで加減)
・ゆず……1/4分の果汁
・はちみつ…小さじ1強(好みで加減)
・葛粉(または片栗粉)……小さじ1(好みで加減)
・水……100cc

<作り方> 約10分
1)りんごとショウガは皮を剥いてすり下ろす。鍋に入れ、ゆず果汁、はちみつ、水と一緒に火にかける。
2)温まったら、同量の水で溶いた葛粉を加え、とろみがついたら火から下ろし、好みでゆずの皮のすり下ろしを加える。

<Point!>
! りんごはすり下ろす前にゆずの果汁を振りかけ褐変予防。
! りんご、ショウガ、ゆず。この内の一つがなくてもおいしくできる。
! とろみは葛粉がなければ片栗粉で代用可。

<栄養量>(球児1人分)
エネルギー 77kcal
タンパク質  0g
脂質     0g
炭水化物   21g
カルシウム  5mg
鉄      0.13mg
ビタミンA  2μg
ビタミンB1 0.02mg
ビタミンB2 0.01mg
ビタミンC  8mg
食物繊維   1.4g 

<Pickup栄養素>
食物繊維
りんご、ショウガともに球児の整腸に欠かせない食物繊維が豊富。絞り汁ではなく、すり下ろしたものを全部使うことで、食物繊維はしっかり摂れる。

免疫効果だけでなく
体を温めればケガ予防にも

 冬場の屋外練習は寒く、凍えたまま運動を行うのはケガの原因にもなる。そんな時には練習前に飲み物で体を温めるのも効果的だ。

 ショウガには体を温める効果があることは昔から知られている。
 ピリッとした辛味はジンゲロールという成分によるもので、免疫細胞の強化や殺菌効果があると言われている。ジンゲロールは加熱するとショウガオールという成分に変わり、このショウガオールに血行を良くし、体を温める作用がある。

 辛味のあるショウガを少しでも飲みやすくするために、メーンはすり下ろしりんご。ゆずを絞って香り付けし、さらに温かさを持続するめ葛粉でとろみをつける。

 柑橘類のゆずはビタミンCや有機酸が豊富。りんごは、食物繊維、カリウム、リンゴポリフェノール、リンゴ酸を含み、「1日1個のりんごで医者いらず」と言われるほど栄養価が高い果物。どちらも冬が旬で、栄養価も美味しさも期待できる。

 消化が良いので、練習前後だけでなく、寒い夜の勉強中などにもオススメのドリンクだ。

《PROFILE》
海老久美子(えび・くみこ)
立命館大スポーツ健康科学部副学部長。管理栄養士、公認スポーツ栄養士、博士(栄養学)。全日本野球協会医科学部会委員。JOC強化スタッフ。ジュニアからトップまで、各種目のアスリートへの実践的な栄養教育・サポートを実施。著書に『野球食』『野球食Jr.』『野球食のレシピ 』『女子部活食』(小社刊)などがある。

文責◎ベースボール・クリニック

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