今夏の甲子園1回戦(対日本文理高、新潟)の3回の第2打席で本塁打を放った平泉遼馬の打撃フォーム。先行されて2点を追う展開の一死走者なし、カウント3ボールから高めに入ってきたストレートをとらえてバックスクリーンに運んだ。

写真/ベースボール・クリニック

長所を生かす思考の構築

 指導する関東一高・米澤貴光監督は、「思い切り良くスイングできて、長打力がある」ことを平泉の長所に挙げる。一方で「低めのゾーンを好み、足を高く上げてタイミングを取るため、ボール球に手を出してしまうもろさがあった」と語る。表裏一体にある長所と短所だが、長所を失うことなく短所が露見しないようにするために持たせたのが、「高めを打つ」意識だった。

 この打席でも相手投手が苦しんでいる3-0というカウントで「詰まらない」「低めに手を出さない」といった最低限の考え方を持てていたことが結果につながった。この本塁打で1点差に迫った関東一高は、3四死球と2本の長打でこのイニングに3点を追加して逆転に成功。10対6で試合をモノにした。

平泉遼馬(ひらいずみ・りょうま)
東京都・太田区立雪谷中出身(世田谷西リトルシニア)
176cm80kg/右投右打

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